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「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」について
ところで、「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」とは何でしょう?
簡単に言うと、後払い方式(ポストペイ型)の電子マネーです。
後払い方式(ポストペイ型)の電子マネーは、利用した金額が月毎に計算され、毎月締め日にクレジットカードに自動請求されるため、カード自体に事前チャージは不要です。
対極の先払い方式(プリペイド型)電子マネーには、Suica・nanaco・楽天Edy・WAON・PASMO・TOICA・ICOCA・KiTaCa・SuGoCaなどがあります。
先払い方式(プリペイド型)電子マネーは、事前にチャージが必要な電子マネーで、カード内にお金がチャージされていないと使用できません。
ですから、後払い方式(ポストペイ型)電子マネーは、支払う前に「カード内に充分なお金が入っているかどうか?」などの心配をせずに買い物ができます。
「iD」とは、株式会社NTTドコモが運営している電子マネーで、ドコモおよびドコモと提携する会社が利用しています。
対する「QUICPay(クイックペイ)」は、JCBが開発した電子マネーです。
両方とも、ソニーが開発したFeliCaを採用した決済(電子決済)サービスであり、基本的には機能も使用法も同じ、単に運営会社が違うというだけです。
どちらかというと、nanacoにも搭載されている「QUICPay(クイックペイ)」の方が、使い勝手がいいかもしれません。
下記は、「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」が対応している主なクレジットカードで、それぞれのカードが対応しているサービスも記載しています。
- dカード(iDカード・Google Pay・Apple Pay)
- 三井住友カード(iDカード・Google Pay・Apple Pay)
- VJAグループ(Google Pay・Apple Pay)(会社によって、カードの対応有りと無し))
(三井住友トラストVISAカード・りそなVISAカード・しんきんVISAカードなど、59社/2017年現在) - クレディセゾン(Google Pay)
- ゆうちょ銀行(iDカード・Google Pay・Apple Pay)
- イオン銀行(Google Pay・Apple Pay)
- ライフカード(Google Pay・Apple Pay)
- セディナ(iDカード・Google Pay・Apple Pay)
- ポケットカード[ファミマTカード](Google Pay・Apple Pay)
- 大和ハウスフィナンシャル(iDカード)
- ペルソナSTACIAカード(iDカード・Apple Pay)
- JCB(QUICPayカード・QUICPay(nanaco)・QUICPayモバイル・Appl Pay)
- アプラス(QUICPayカード・QUICPayモバイル・Appl Pay)
- アメリカンエクスプレス(QUICPayモバイル・Appl Pay)
- エポスカード(Appl Pay)
- オリエントコーポレーション(QUICPayカード・QUICPayモバイル・Appl Pay)
- クレディセゾン(QUICPayモバイル・Appl Pay)
- AU Wallet(Appl Pay)
- ジャックス(Appl Pay)
- セディナ(QUICPayカード・QUICPay(nanaco)・QUICPayモバイル)
- セブンカードサービス(QUICPay(nanaco)・Appl Pay)
- セブンCSカード(QUICPayモバイル・Appl Pay)
- 高島屋クレジット(Appl Pay)
- トヨタファイナンス(QUICPayカード・QUICPayモバイル・Appl Pay)
- ビューカード(Appl Pay)
- 三菱UFJニコス(Appl Pay)
- UCSカード(QUICPayカード・QUICPayモバイル・Appl Pay)
- UCカード(QUICPayモバイル)
- 楽天カード(Appl Pay)
- りそなカード(Appl Pay)
- ワイジェイカード(Appl Pay)
- 大和ハウスファイナンシャル(Appl Pay)
「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」が使える主な店舗
「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」が使える主な店は、下記の通りです。
セブンイレブン、ローソン、サークルKサンクス、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマート、ローソンストア100、ポプラ、生活彩家、ミニストップ、アンスリー、アズナス、サンコス、くらしハウス、スリーエイト、スリーエフ(関東地区のみ)◇スーパー・ショッピングセンター
イトーヨーカドー、イオン、ビブレ、メガマート、マックスバリュ、まいばすけっと、光洋、ウエルマート、ジョイ、フードセンター、ホームワイド、ザ・ビック、フォーラス、アル・プラザ、平和堂、フレンドマート、エール、アピタ、ビアゴなど◇ドラッグストア
ウェルネス、クスリのアオキ、ココカラファイン(一部店舗不可)、くすりの福太郎、セイジョー(一部店舗不可)、ツルハドラッグ、新生堂薬局、マツモトキヨシ(一部店舗不可)、富士薬品ドラッグストア、スーパードラッグMEGAなど◇グルメ
甘太郎、安楽亭、魚民、黄金の蔵、ガスト、牛角、神戸屋レストラン、響の屋、CoCo壱番屋、ジョナサン、白木屋、チムニー、プロント、ステーキのどん、バーミヤン、マクドナルド、はま寿司、はなの舞、わたみん家、和民、笑笑など◇タクシー・バス
SKタクシー、キャビック、近鉄タクシー(大阪府内のみ)、国際興業大阪、さくらタクシー、東京無線タクシー、阪急タクシー、阪神タクシー、東都タクシー、日の丸自動車(東京都内のみ)、チェッカーキャブなど◇家電
エディオン、コジマ、ジョーシン、ビッグカメラ、ヨドバシカメラ
◇その他加盟店
紀伊國屋書店、ゲオ、タワーレコード、ブックオフグループ、ブックカメラ、シダックス、BIG ECHO、快活CLUB、歌広場、ENEOS、ザ・ダイソー、ドン・キホーテ、富士急ハイランド、としまえん、通天閣、洋服の青山、洋服のフタタなど
セブンイレブン、ローソン、サークルK、サンクス、ミニストップ、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、セイコーマート、ローソンストア100、ポプラ、セーブオン、生活彩家、スリーエイト、くらしハウス、アンスリー◇スーパー・ショッピングセンター
イトーヨーカドー、近鉄百貨店、阪急百貨店、イオン、オーケー、まいばすけっと、マックスバリュー、ベストプライス、マルナカ、アークスグループ、ダイイチ、平和堂、松源、マルヨシセンター、アピタ、ビアゴなど◇ドラッグストア
ウエルシア、ウォンツ、アメリカンドラッグ、救命道、ココカラファイン、くすりの福太郎、キリン堂、杉山薬局、スマイル、新生堂薬局、ツルハドラッグ、ドラッグストア ウェルネス、ツルハドラッグ、マツモトキヨシなど◇グルメ
木曽路、藍屋、グラッチェガーデンズ、味の民芸、ロイヤルホスト、ジョナサン、ガスト、ステーキガスト、CoCo壱番屋、かっぱ寿司、コメダ珈琲店、バーミヤン、はま寿司、夢庵、ロイヤルホストなど◇タクシー
国際自動車、昭和グループ、さくらタクシー、東京無線タクシー、日の丸自動車、日本交通◇家電
ヨドバシカメラ、コジマ、エディオン、ジョーシン、ビッグカメラ、ヨドバシカメラ
◇他加盟店
阪急百貨店、名鉄百貨店、阪神百貨店、なんばCity、JR名古屋タカシマヤ、近鉄百貨店、エビスタ西宮、TSUTAYA、ゲオ、Loft、コナカ、ライトオン、八重洲ブックセンター、HMV、マックハウス、ENEOS、昭和シェル石油、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、東京タワー、キッザニア、東京ドーム、阪神甲子園球場、福岡ヤフオクドームなど
QUICPayとQUICPay+(クイックペイプラス)について
QUICPayには、他にQUICPay+というサービスがあるのをご存知でしたか?
先日、AMEXの「2019年2月28日でQUICPayのサービスを終了する」というお知らせを見て驚きました。
個人的にAMEXを所有しているのですが、しきりにApple Payを勧めていたので「もう止めちゃうの?」とびっくりしたわけです。
ところが、調べてみると、このサービス終了する「QUICPay」と「ApplePayのQUICPay」は別物だというのがわかりました。
ApplePayで利用するサービスは、実際には「QUICPay+(クイックペイプラス)」というサービスになります。
QUICPayとQUICPay+の違い
では、QUICPayとQUICPay+では何が違うかというと、まとめると下記のようになります。
項目 | QUICPay | QUICPay+ |
---|---|---|
処理方法 | オフライン | オンライン |
上限金額 | 2万円まで | 2万円以上も可能 ( Google Payは3万円まで) |
利用(紐付け)可能のカード | クレジットカード | クレジットカード デビットカード プリペイドカード |
利用形態 | 専用カード nanacoカード 電子マネー一体型 キーホルダー型(JCBなど) クレジットカード一体型 QUICPayモバイル |
Google Pay Apple Pay |
基本的に、利用する人は「QUICPay」なのか「QUICPay+」なのか意識しないで利用していると思います。
違いは、お店に提示しているマークでわかります。
機能の大きな違いは処理方法で、「QUICPay」がオフラインで処理しているのに対して、「QUICPay+」はオンライン処理されています。
この違いによって、「QUICPay」の1回あたりの利用金額が2万円までに対し、「QUICPay+」は2万円以上の利用も可能になっているわけです。
そして、オンライン処理できることで、「QUICPay+」ではデビットカードやプリペイドカードでも利用できるようになりました。
AMEXの「QUICPay」サービス終了で個人的にびっくりしたわけですが、現在iPhoneでApple Payを利用している方には、全く問題なく2019年2月28日以降も「QUICPay+」として利用可能です。
AMEXの場合、影響が出てくるのはアンドロイド端末を利用している方です。
アンドロイド端末で「QUICPay+」を利用するためには、「GooglePay」に対応することが必要です。
2019年1月の時点では、「GooglePay」でクレジットカード決済に対応しているカードは、Kyash・ジャックス・JCB・LinePayしか無いため、アンドロイド端末では利用できません。
また、iPhone7以前のiPhoneユーザーもApple Payに対応していないので、当然利用はできません。