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Yahooショッピングの期間固定Tポイントが無くなる?
Yahoo!Japanが、2019年4月頃を目処に、各サービスで付与される期間固定TポイントをPayPayへ変更する予定です。
現像では、通常Tポイントの変更はありませんが、様子を見た上で変更されるかもしれません。
Yahooカードを所有している方や、ソフトバンクユーザー・Yahooプレミアムメンバーの方が、買い物などをした時に貰える期間固定Tポイントは、通常Tポイントよりも何倍も多く貰えます。
ですが、期間が限定されていることと、利用できる場所がYahooショッピングなどに限られていることで、せっかく貰ったポイントを失ったり、あまり必要性をに迫られていない商品を無理やり購入したりと、メリットなのにメリットとは言えない状況になることも多々ありました。
もし、Yahoo!Japanで貰えるTポイントがPayPayに変更されると、これまでYahoo! JAPANおよびLOHACO・GYAO!ストアでしか利用出来なくて利便性が限られていた状況が一気に解決できます。
というのは、ポイントの期限を気にすることなく、PayPay残高として実店舗でも利用できるようになるからです。。
近年、ブックオフ・ニッセン・ドトール・三越伊勢丹・大戸屋・アルペンなど、Tポイントプログラムとの提携を終了する企業が相次いでいます。
また、ファミリーマートはTポイント付きのクレカも発行するなど、これまでTポイント=ファミマというように強いイメージが有りましたが、日経新聞で「Tポイント」の運営会社の株式を売却するというニュースが報じられています。
そして、ファミマでは、2018年末からNTTドコモの「d払い」や楽天の「楽天ペイ」などのスマホ決済を既に導入しており、2020年夏までには楽天ポイントカードとdポイントを導入する方針であると、同じく日経新聞が報じています。
三越伊勢丹や大戸屋などに比べると、店舗数や利用客がはるかに多いファミマのTポイントからの切り替えは、Tポイントにとってはかなり大きな痛手になるのではないでしょうか?
その他のTポイント提携企業でも、これから離脱していくところも増えていくのではないでしょうか?
そうなると、他のポイントサービスを利用している企業、特に現在Pontaを利用しているローソンの動きなども気になります。
セブンイレブンのnanacoも気になりますが、nanacoの場合はセブン&アイグループ主導のポイントサービスなので、よほどのことがない限りそのまま続けるのではないでしょうか?
PayPayとは何?
では、そもそも「PayPay」とは何でしょう?
簡単に言うと、スマホで簡単に買い物ができる「決済アプリ」で、ソフトバンクとYahoo!Japanが共同で進めるサービスです。
電子マネーと混同する方もいますし、どちらもバーコードなどを利用して支払いますが、nanacoやsuicaなどの電子マネーとは違うのでしょうか?
まず、「PayPay」の決済方法は2つあります。
1つは、お店のQRコードを読み込み、会計金額を入力し、店員さんに確認してもらって決済を行います。
2つ目は、Tポイントアプリなどと同じように自分のスマホにバーコードを提示して、お店の人にそのバーコードを読み込んでもらうことで決済します。
支払い方法は、PayPay残高・Yahoo!マネー・クレジットカードの3種類があります。
PayPay残高は、クレジットカード(現在Yahoo!Japanカードのみ)または「Yahoo!ウォレット」に登録の口座からチャージできます。
Yahoo!マネーを利用する場合は、Yahoo! JAPAN IDとの連携が必要で、アプリからのチャージは出来ません。
クレジットカードの支払いは、アプリ内にクレジットカードを直接登録するか、「Yahoo!ウォレット」に既に登録しているクレジットカードをインポートすることで登録ができます。
電子マネーとの違いは、電子マネーでの支払いは事前もしくはオートチャージすることに対して、PayPayでの支払いはチャージだけではなくQRコードとクレカ決済など、支払い方法が多彩になる点です。
また、PayPayはカードを持ち歩くことなくスマホだけで決済できるので、利便性を考えたら断然有利ということになります。
何しろ財布の中には、各社のポイントカードや電子マネー・クレカなどでいっぱいいっぱいになっていますから…
PayPayを利用できる店舗について
2019年1月時点でPayPayを利用できる店舗は下記になります。
業態 | 店舗・チェーン名 |
---|---|
家電量販店 | エディオン 100満ボルト パソコン工房 グッドウィル ビッグカメラ コジマ ソフマップ ヤマダ電気 ツクモ マツヤデンキ BEST(ベスト) ジョーシン |
交通 | 第一交通 江ノ島タクシー 日本中央タクシー 三和交通など |
コンビニ | ファミリーマート ポプラ ミニストップ ローソン(2019年3月26日から対応) |
ホテル | ホテル MYSTAYS MONTHLY RESI STAYS FLEXSRAY INN |
ファッション | アース・ミュージックエコロジー koe Mac-House American Holic Green Parks ジーンズメイト Diesel |
飲食店 | 寿司魚銀 魚民 魚萬 カラオケ歌之介 268円厨房うちくる おいでホルモン 串かつ黒田めでた家 くろまる kokoroya 白木屋 千年の宴 豊後 高田どり酒場 月の宴 月の花 鶏のGeorge 海鮮楽屋福福屋 お好み焼き みつえちゃん 目利きの銀次 めでた家 モンテカフェ モンテビア 山内農場 笑笑 オリーブチキンカフェ ITALIAN GOHAN 坐・和民 TEXMEX FACTORY 鳥メロ にくスタ TGI FRIDAYS ニッポンまぐろ ミライザカ 和民 WANGS GARDEN キッチンオリジン れんげ食堂Toshu かんてきや 黒崎再生酒場 九州うまいもん酒場 月の庭 鳥くらぶ 銀天街1923 博多再生酒場 大衆炉端 フジヤマ桜 かまど ふっくら ピザーラ ピザクック 本棚珈琲など |
ドラッグストア | ドラッグイン キムラヤ ドラッグ新生堂 薬のハッピー トモズ ドラッグイレブン Vドラッグなど |
眼鏡・コンタクト | 中央コンタクト・フラワーコンタクト コンタクトレンズ ハートアップ ZOFF メガネドラッグ メガネスーパー シミズメガネ メガネのタカハシ メガネハウス 眼鏡市場 レンズダイレクト レンズスタイル ALOOKなど |
その他 | HIS 多慶屋 Golfつるや アインズ&トルべ ai賃貸 ビッグエコー LIBRO よむよむ あゆみBOOKS オリオン書房 MioMio 島村楽器 Lips and Hips Genky Windsor Racket Shop コロッケクラブ ミスターマックス シネチッタ ラ チッタデッラ |
まだまだ利用できる店舗は少ないですが、始まったばかりなのでこれから徐々に増えていくと予想されます。
特に、ファミマでは当初から利用できますし、3月末からはローソンが利用できるようになるので、使い勝手はかなり良くなります。
PayPayの支払い方法と残高不足について
PayPayに少しだけ難点があるとすれば、支払いの際に残高が足りない場合に少しややこしくなる事です。
まず、PayPayの支払いは他の支払い方法と併用ができません。
例えば、1,000円の買い物をした時に、900円しか残高がない場合、残額の100円を現金で支払おうとしても出来ません。
チャージ金額が足りない場合は、前もって「Yahoo!ウォレットの預金払い用口座に登録されている金融機関口座(三菱UFJ銀行を除く)」と、本人認証サービス(3Dセキュア)に登録済みのクレジットカードからチャージすることが可能になります。
また、チャージできるクレジットカードは限られており、現状でPayPayチャージできるクレジットカードは「Yahoo!Japanカード」のみになります。
「Yahoo!Japanカード」以外のクレジットカードを、利用できないわけではありません。
「Yahoo!Japanカード」以外のクレジットカードしか持っていない場合、前もってPayPayに登録する必要があります。
登録する方法は、アプリ左上のメニューアイコン「=」をタップし、アカウント画面の「支払方法の管理」「クレジットカードの追加」から、直接番号等を入力して登録できます。
又は、既に「Yahoo!ウォレット」にクレジットカードを登録している場合、「支払方法の管理」「クレジットカードの追加」の「Yahoo!ウォレットからインポート」から手続きを行って、登録済みのクレカを読み込むことで登録することも可能です。
そして、PayPayアプリ内の残額が足りない場合は、PayPay払いではなく直接クレジットカードから支払う形になります。
PayPayの使用上限について
ところで「PayPay」には、支払い上限はあるのでしょうか?
上記にも述べたとおり、PayPayにチャージするためには、「Yahoo!Japanカード」もしくは「Yahoo!ウォレットの預金払い用口座に登録されている金融口座」が必要になります。
そして、チャージ出来る金額にも上限があります。
まず、Yahoo!Japanカードからのチャージ上限は、下記の2つの条件で金額が変わってきます。
◇本人認証サービス(3Dセキュア)未承認
◇本人認証サービス(3Dセキュア)で承認済
そして、それぞれの利用上限金額は、下記の通りになります。
条件 | 上限金額 |
---|---|
認証サービス未承認 過去24時間 |
5,000円 |
認証サービス未承認 過去30日間 |
5,000円 |
認証サービス承認済 過去24時間 |
20,000円 |
認証サービス承認済 過去30日間 |
50,000円 |
上記に、「Yahoo!Japanカード」からのチャージ上限と記載しましたが、仮にPayPayに「Yahoo!Japanカード」以外のカード1枚もしくは複数登録していた場合も同様です。
上記の上限は、PayPayに登録されている全てのカードで利用した金額の合算になります。
例えば、過去30日間以内に、
本人認証サービス承認済のYahoo!Japanカードで、20,000円チャージして、その後、本人認証サービス承認済のJCBカードで、30,000円利用した場合、それ以上のチャージ及び利用は制限されることになります。
商品金額で考えると、本人認証サービス承認済のカードであっても、20,000円以上の商品の購入は出来ないということになります。
というのは、過去30日間の使用上限が5万円であったとしても、過去24時間の使用上限は20,000円と決められているからです。
当初は、本人認証登録済30日間の上限が25万円でしたが、不正利用対策のために2019年1月21日から5万円までと下方修正されました。
PayPayのポイント還元とポイント2重取り
クレジットカードや電子マネーを利用すると、利用金額ごとにポイントが還元されます。
電子マネーの種類やクレカ付帯等によって条件は違いますが、大体0.5%~1.0%の割合でポイントが還元されます。
では、PayPayでも同じように、利用によるポイント還元はあるのでしょうか?
その答えとしては、「ポイント還元はあります!」
そして、付与される還元率は0.5%になります。
このPayPay利用時に貰えるポイントのことを、「PayPayボーナス」と呼びます。
「PayPayボーナス」は、翌月の10日前後に貰える仕組みです。
PayPayの内訳を見ると、「PayPayボーナス」の上に「PayPayライト」という文字が見えます。
この「PayPayライト」は、通常のチャージで入金された金額の事になります。
また、このチャージした「PayPayライト」は、個人間で送金(譲渡)することも可能です。
そうすることで、飲み会の割り勘なども簡単に出来るので、非常に便利です。
PayPayの有効期限に関してですが、PayPayライト・PayPayボーナスいずれかの残高が変動した日から「2年間」となっています。
還元率は0.5%とそんなに高くはありませんが、支払いにクレジットを利用することでポイントを2重取りすることも可能になります。
①PayPayボーナス:還元率0.5%
②それぞれのクレジットカード使用:カード会社の還元率
①は、PayPayを使うことによって、利用者は誰でも0.5%貰えることになります。
②に関しては、前もってPayPayに所有しているクレジットカードを登録しておき、PayPayでの支払いでクレジットカードを利用するることで、それぞれのクレジットカード規定の還元率が貰えるということになります。
リクルートカードのように1.2%の還元率を貰えるカードを登録しておけば、合計で1.7%のポイントが還元するということになります。
因みに、還元率が高くオススメのカードと言えば、下記のカードになります。
還元率が高いカード
- リクルートカード(JCB・VISA・MasterCard)
(年会費無料、還元率1.2%) - Yahoo! JAPANカード(JCB・VISA・MasterCard)
(年会費は永年無料、還元率1.0%) - 楽天カード(JCB・VISA・MasterCard・AMEX)
(年会費は永年無料、還元率1.0%) - ビッグカメラSuicaカード(JCB・VISA)
(年会費は初年度無料・年1回利用で次年度無料、還元率1.0~1.5%) - REX CARD(VISAのみ)
(年会費は無料、還元率1.25%)
PayPayのメリット・デメリット
PayPayのメリットを考えてみました。
- 口座登録で、クレジットカードを持っていない若者も利用できる
- 支払う方法を選べる
- 0.5%の還元率が貰える
- チャージした「PayPayライト」は、個人間で送金(譲渡)することも可能
- スマホがあればいいので、カードを持ち歩く必要がない
- お釣りを貰う手間が省ける事
- 朝などの急いでいる時には便利
- 個人の日本人には直接関係ないけど、インバウンドの中国人観光客向けに「アリペイ」に対応していること
デメリットも、一応考えました。
- 他の支払い方法との併用が出来ない
- 対応している店舗が、まだまだ少ない事
- チャージ方法が限定的であること
- 不正利用対策のために決済上限が小さく、電化製品などの高額商品の購入はできない
- 還元率がそんなに高くない
- スマホを紛失した場合、不正利用される確率が高い
- 割当のマイコード(QRコード)が盗撮される可能性も少なからずある
また、個人的に一つだけ気に入らないことと言えば…
覚えやすいけど、「ネーミングが変!」
どうして「ペイペイ」にしたんだろう?