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ついにnanacoまで改悪の波が…
自宅から一番近いコンビニがセブンイレブンなので、個人的に毎日のようにセブンイレブンとnanacoを利用しています。
先日、信じられないような情報が発表されました。
2019年7月以降、nanacoのポイント還元率が1.0%から0.5%へ半減されるというニュースです。
nanaco利用で貯まったポイントは、いつもanaマイルへ交換しています。
nanacoポイントからanaマイルへの交換率は50%ですが、毎日のようにnanacoを利用していると1年でも意外とnanacoポイントが貯まるので、anaマイラーとしては無視できない交換方法なんです。
それが、nanacoのポイント交換率が半減されるということは、25%の交換率に減ってしまうということになるので、非常に残念です。
電子マネーの中でも、なぜ特にnanacoが重要なのか?
数ある電子マネーの中でも特にnanacoが重要なのは、nanacoを利用してセブンイレブンなどで、自動車税等の税金を払う時に実感します。
もちろん、セブンイレブンなどのレジでnanacoを利用して支払ったとしても、自動車税等の税金支払いではnanacoポイントが全く付与されません。
税金などをnanacoで支払う前に、nanacoへのチャージでポイントが付与されるクレジットカードを所有することで、初めてnanacoの優位性を実感できます。
2020年3月12日よりnanacoへのクレジットチャージ用に登録できるカードは、「セブンカード・プラス」と「セブンカード(新規発行は終了)」のみとなりました。
既に上記以外のクレジットカードを登録している場合は、引き続きチャージが可能ですが、カードの有効期限後に再登録することはできません。
そして、nanacoへのチャージでポイントが付与されるお薦めのクレジットカードは、下記のようなカードになります。
「nanaco」
- リクルートカード(JCB・VISA・MasterCard)
(年会費無料、還元率1.2%、但しポイントが付くのは全電子マネー合計で月3万円までが上限) - セブンカード・プラス
(年会費は初年度無料・年5万円利用で次年度無料、還元率0.5%、オートチャージ利用可能) - Yahoo! JAPANカード(JCB・VISA・MasterCard)
(年会費は永年無料、還元率1.0%、但しnanacoチャージ分の還元率は0.5%) - Tokyu Card ClubQ JMB Pasmo(MasterCardのみ)
(年会費は初年度無料、2年目以降1,100円[税込]、還元率1.0%)
nanaco以外で税金支払いに使える電子マネー?
コンビニで公共料金や税金を支払うのに使える電子マネーは、nanaco以外だとWAONになります。
ですが、現在税金や公共料金をWAONで支払うことが出来るのは「ミニストップ」だけです。
ミニストップも業界4位の店舗数を誇りますが、セブンイレブンと比較すると4分の1ほどの規模なので、nanacoの方が断然利用価値が高いということになります。
また、suicaや楽天Edyでは、税金を支払う為に利用出来ません。
nanacoで支払うことの出来る税金には、住民税・国民年金・国民健康保険・固定資産税・自動車税・不動産取得税などがあります。
(※2019年以降の所得税納付書はQRコードで発行されるみたいですが、セブンイレブンのレジで支払うにはバーコード納付書が必要みたいです。)
また、公共料金なども支払いができます。
やはりnanacoで税金を支払えばかなりお得
税金や公共料金払いのnanaco利用分に対するポイントはつきませんが、nanacoにチャージしてポイントが付けば、金額の大きな税金や公共料金はポイントが貯まりやすいので、かなりお得だというわけです。
通常、税金や公共料金払いの金額は大きいことが多く、nanacoへチャージすることで大きくポイントを貯めることが出来るのです。
税金と言えば、yahooには「yahoo公金払い」というサイトがあるので、こちらを利用して各クレジットカード支払ってもポイントは貯まるのですが、まだまだ対応している自治体が少ないというのがデメリットです。
また、「yahoo公金払い」でのクレカ払いだと、手数料がかかってしまい、金額が大きいと手数料も比例して大きな金額になるため、ポイント付与のメリットも無くなってしまいます。
「nanaco」だと、バーコードが付いていれば支払えるし手数料もかからないので、「nanaco」へのチャージポイントがつくカードはかなり大きなメリットになるのです。
上記にも書きましたが、セブン&アイの「セブンカード・プラス」と「リクルートカード」も「nanaco」へのチャージポイントが付与されるのでお薦めです
nanacoチャージのメリットについては、コチラでも書いています。
リクルートカードを利用すれば、これまでは還元率1.2%(ポイント付与の上限は月3万円まで)+nanacoのポイント付与1.0%で、合計2.2%の還元率だったのですが、2019年7月以降は1.7%へ減額されるのは非常に残念です。
nanacoのポイント付与が減らされる原因
では、なぜ1.0%だったポイント付与率を、いきなり0.5%へ減らすのか?
最近良く見られるクレジットカードの改悪同様の、単なるサービスの改悪なのか?
一つの理由としてあげられるのが、セブン&アイ・ホールディングスが2019年7月に開始予定のスマホ決済サービス「セブン・ペイ」です。
「セブン・ペイ」の還元率は、200円毎に1ポイントなので0.5%になります。
折角「セブン・ペイ」に力を入れようとしているのに、nanacoが還元率1.0%のままだと「セブン・ペイ」が普及していかないのではという懸念もあるのではないかと思います。
また、他にも理由の鍵として挙げられるのが、アプリになります。
個人的にもセブンイレブンには頻繁に通っているので、セブンイレブンのアプリは当然スマホにダウンロードしています。
手持ちのnanacoと紐づけすることで、様々な抽選や割引券をもらうことが出来ます。
そして、セブンイレブンの方針として、来店促進に繋がるアプリの会員獲得に注力するために、2019年9月を目処に、アプリ会員へ200円毎に1ポイント(還元率0.5%)付与するということです。
となると、nanacoの還元率0.5%にアプリへの還元率0.5%を加えると、実質的に今と変わらない1.0%になります。
アプリ会員と併用することで、従来と変わらず1.0%は維持出来るということです。
「1.0%から0.5%へ半減される」という情報だけが独り歩きして、かなりネガティブな状況だと思いきや、よく調べてみるとこれまでと同様に「nanaco」は利用価値の大きい電子マネーということになりそうです。