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楽天カードとヤフーカード
楽天カードは、ご存知楽天市場や楽天トラベルなどを運営している、「楽天グループ」傘下の楽天カード株式会社が発行しているクレジットカード
楽天グループとしては、積極投資を行っているサッカーの「ヴィッセル神戸」なども最近は有名です。
グループ内での売上は、楽天市場が大部分を占めているいるかと思いきや、オンライン株式販売やクレジットカード等の金利・手数料収入がグループ営業利益の過半数を占める金融事業者という側面を持っている会社です。
中でも、楽天カードの取扱高は2017年4~9月期には約3兆円に達し、三菱UFJニコス等の銀行系を抜いて自社発行ベースで初めて首位に立ったと、日本経済新聞が2018年1月10日の朝刊で報じています。
2018年1月時点で、カード会員数も1,500万人を突破しています。
その楽天カード全体の取扱高でいうと、楽天市場内での決済比率は20%もなく、80%以上が楽天市場以外での決済に利用されているという実績も驚きでした。
楽天市場での楽天カード利用のために、1年中ポイントをばらまいているという印象があるので、これは意外な結果でした。
ニールセンが2018年8月30日に公表した、2018年6月のインターネットショッピングモールの利用者数は、下記になります。
1位:アマゾン/4,079万人
2位:楽天市場/4,028万人
上記の数字には、閲覧のみのユーザーも含んでいるので、実際の利用者数がどれぐらいなのかはわかりません。
上位は、予想通り楽天市場とアマゾンが拮抗しています。
この2社に続くのが、「Yahoo!ショッピング」で2,645万人となっています。
個人的には、「Yahoo!ショッピング」はもっと肉薄していると思っていましたが、上位2社に1,500万人ほども差をつけられており意外な結果でした。
閲覧のみのユーザーを含む利用者数が上位に差をつけられているとは言え、「Yahoo!ショッピング」の利用者も国内業者では「楽天市場」に次ぐ多さなので、日本国内のECモールはこの3社の争いということになるでしょう。
楽天市場に「楽天カード」があるのと同様、Yahooショッピングにも「Yahoo! JAPANカード」があります。
「Yahoo! JAPANカード」の会員数は、2017年度末時点で468万人、取扱高は9,546億円なので、楽天カードのほぼ3分の一ほどになります。
Yahoo! JAPANもクレカ事業にかなり力を入れてきており、2014年にケーシー株式会社を買収した時点で59万人の会員数だったので、スタート時に比べると会員数は約8倍の伸びになっています。
あと4~5年もすれば、会員数も1,000万人を超えるのではないでしょうか?
旧国内信販株式会社(Jトラスト)の楽天カード、旧ケーシー株式会社のワイジェイカードは、分類すると信販系のカードでもありますが、その事業形態からセゾンカードやイオンカード・セブンカード同様に流通系にも分類されます。
2017年度末の会員数が2,695万人のセゾンカードに比べると、「楽天カード」も「Yahoo! JAPANカード」も会員数ではまだまだ及びません。
ですが、近い将来両カードともおそらくセゾンカードに並び立つと思いますし、今新しくクレジットカードを作る際に、同じ流通系のカードとして「楽天カード」と「Yahoo! JAPANカード」のどちらを作ればいいの?と悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで当ページでは、いくつかのポイントに焦点を当てて、両カードを比較してみました。
楽天カードとヤフーカードの基本スペックについて
まずは、楽天カードとヤフーカードの基本スペックを比較してみます。
項目 | 楽天カード | ヤフーカード |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
家族カード | 無料 | 無料 |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 | 高校生を除く18歳以上の方 |
国際ブランド | JCB VISA Mastercard Amex |
JCB VISA Mastercard |
ETC | 550円(税込) | 550円(税込) |
基本還元率 | 1.0% | 1.0% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯) :最高2,000万円 |
ショッピングガード保険 |
ポイント | 楽天スーパーポイント | Tポイント |
電子マネー搭載 | 楽天Edy | - |
電子マネーチャージ付与 | 楽天Edy | nanaco |
審査~発行 | 約1週間 | 約1週間 |
ほぼ、違いはありませんが、楽天カードにAmexが追加されたことと、同じく楽天カードに海外旅行傷害保険が利用付帯されていることに違いがあります。
また、貯まるポイントに違いがあるのと、電子マネーは楽天カードに楽天Edyがあるのに対して、ヤフーカードにはありません。。
それと、ヤフーカードには上位カードがありません(2019年1月時点)が、楽天カードには「楽天ゴールドカード」と「楽天プレミアムカード」の上位カードがあります。
基本スペックを比較すると、楽天カードのほうが若干有利かもしれません。
年会費・家族カードやETCカードについて
カードを作る際に、まず気になるポイントと言えば、所有することで必要になるコストですよね?
カードを利用しなくても、必ず毎年かかってくるのが年会費。
基本的にゴールドカードは各社1万円前後の年会費がかかることが多いですが、一般カードに関しては年会費がかかる場合もあれば無料のカードも有り、カード発行会社によって料金はまちまちです。
また、初年度だけ無料の場合もあれば、カードの利用により2年目以降も無料になるカードもあります。
年会費無料のカードだと、それだけで大きなメリットになります。
楽天カードとヤフーカードの場合、両カードとも初年度だけではなく2年度以降も無料で利用できるので、大きなメリットです。
家族カードに関しても、両カードともに年会費は無料になります。
ということで、本カードを作ったら迷わず家族カードも発行したほうが良いとなりそうですが、そうとも言えません。
というのは、楽天カードやヤフーカードは、カードを作る際にもらえる入会キャンペーンのポイントがかなり大きいことで知られています。
家族カードの場合、請求をひとまとめに出来るので支払いの際に簡単で支払い金額を把握しやすいというメリットがありますが、この入会特典のポイントが貰えません。
本カードも年会費無料なので、家族カードを作るよりも別々に本カードを作って、それぞれ入会特典ポイントをもらったほうがメリットが大きいです。
ETCカードに関しては、両カードとも年会費が550円(税込)かかります。
楽天カードの場合、楽天ポイントクラブの会員ランクが「プラチナ会員」「ダイヤモンド会員」の場合、年会費無料になります。
この会員ランクですが、過去6ヶ月以内の獲得ポイント数・利用回数によって決定され、所定の審査後のカード発行日時点(カード契約日)の会員ランクで判定されます。
年会費を無料にしたい場合、まず会員ランクを「ダイヤモンド会員」以上に到達させてから申し込む方をお薦めします。
次年度以降の年会費については、楽天ETCカードの年会費請求月(楽天ETCカード入会月の翌月)の楽天会員ランクで判定されます。
「プラチナ会員」になるためには、「過去6ヶ月で2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得」という条件が必要になります。
楽天カードの還元率は1%なので、2,000ポイント以上ということは20万円の買い物をする必要がありますが、楽天カードを楽天市場で利用するとポイントが4~5倍になったりするので、実際には4~5万円の利用で達成は可能です。
また、上位カードの楽天ゴールドカード・プレミアムカード等の場合、ETCカードは無料になります。
年会費や家族カードに関する条件は同じですが、ETCカードが必要な方の場合は、楽天カードだと年会費無料になるケースが生まれるので、楽天カードのほうが若干有利かなと思います。
電子マネーの件について比較
楽天カードに関しては、申込みの際にカード自体に楽天Edyが付いている「楽天Edy機能付き」カードを選択することが出来ます。
「楽天Edy機能付き」を選択すると、Edyには500円分が入金済になっており、そのままコンビニなどで使用できます。
楽天Edyでの支払い200円(税込)ごとに、楽天スーパーポイントが1ポイント貯まるので、還元率は0.5%ということになります。
税別ではなくて税込み200円ごとなので、地味ですが例えば209円(税込)等の商品でもポイント加算の対象になるので、積み重ねていけばメリットは大きくなります。
Yahooカードに関しては、楽天カードの楽天Edyのようにカード自体に搭載された電子マネーはありません。
しかし、電子マネーの中でも「suica」と共に便利な「nanaco」へのチャージポイントが0.5%ですが付与されます。
以前は、JCBブランドのみ「nanaco」へのチャージポイントが付与されていましたが、2018年2月末からMasterCardとVisaでのnanacoチャージもポイントが付与されるようになりました。 但し、nanacoへのチャージは1.0%ではなくて「0.5%」になります。
JCBも所有している方にとっては、1.0%から0.5%へ減るので少し改悪になってしまいましたが、これまでMasterCardとVisaで対象外だった人にも還元されるようになったので、改良になった方もいるわけです。
2020年3月12日よりnanacoへのクレジットチャージ用に登録できるカードは、「セブンカード・プラス」と「セブンカード(新規発行は終了)」のみとなりました。
既に上記以外のクレジットカードを登録している場合は、引き続きチャージが可能ですが、カードの有効期限後に再登録することはできません。
楽天カードも、以前は「nanaco」を始め「モバイルSuica」「SMART ICOCA」へのチャージでポイントが付与されていたのですが、2017年10月末で全て対象外になってしまいました。
特に「nanaco」へのチャージでポイント付与されるのは何が有利かというと、セブンイレブンでは、「nanaco」で税金(所得税、住民税、国民年金、国民健康保険、固定資産税、自動車税、不動産取得税など)や公共料金などの支払いができるからです。
(※2019年以降の所得税納付書はQRコードで発行されるみたいですが、セブンイレブンのレジで支払うにはバーコード納付書が必要みたいです。)
税金や公共料金払いのnanaco利用分に対するポイントはつきませんが、nanacoにチャージしてポイントが付けば、金額の大きな税金や公共料金はポイントが貯まりやすいので、かなりお得だというわけです。
通常、税金や公共料金払いの金額は大きいことが多く、nanacoへチャージすることで大きくポイントを貯めることが出来るのです。
税金と言えば、yahooには「yahoo公金払い」というサイトがあるので、こちらで支払ってもポイントは貯まるのですが、まだまだ対応している自治体が少ないというのがデメリットです。
「nanaco」だと、バーコードが付いていれば支払えるので、「nanaco」へのチャージポイントがつくはかなり大きなメリットになるのです。
但し、楽天カードの件もありますし、Yahooカードへの「nanaco」チャージポイントがこのまま継続して付与されるかどうかはわかりません。
現状では、セブン&アイの「セブンカード・プラス」と「リクルートカード」も「nanaco」へのチャージポイントが付与されるのでお薦めです
nanacoチャージのメリットについては、コチラでも書いています。
電子マネーの比較に関しては、ヤフーカードには搭載された電子マネーはありませんが、使い勝手の良いnanacoへのチャージポイントが付与されるので、ヤフーカードの方が若干有利かなと感じます。
残念ながら、2020年3月12日よりnanacoへのクレジットチャージ用に登録できるカードは、「セブンカード・プラス」と「セブンカード(新規発行は終了)」のみとなりました。
既に上記以外のクレジットカードを登録している場合は、引き続きチャージが可能ですが、カードの有効期限後に再登録することはできません。
カードのデザインに関して
ヤフーカードは、ブラックとレッドの2種類のカードで、券面には「Y!」のマークが入ったかなりシンプルなデザイン。
2種類の色しか無いので、選択肢がないため正直寂しい…
先日個人的に発行したのは、黒いカラーのVisaカードを選びました。
楽天カードは、通常・パンダ・楽天イーグルス・FCバルセロナ・ディズニー・Yoshiki・ヴィッセル神戸など、デザインが多彩です。
個人的に、好きなサッカーチームである「FCバルセロナ」デザインのカードを作りました。
選択肢が多いデザインは、誰が選んでも断然楽天カードの勝ちですね…
入会キャンペーンの特典ポイントに関して
クレジットカードを申し込む際に気にするのは、そのカードが持っているスペックはもちろんですが、やはり入会キャンペーンの際に付与される特典は大きな動機になると思います。
楽天カード・ヤフーカードともに、大量のポイントを貰えるのが大きな特徴です。
個人的に、先日ほぼ同時期に楽天カード・ヤフーカードの両方を申込みました。
実際には、最初に楽天カードを申込み、3日ほど経過してからヤフーカードを申込みました。
カードの申込みに関して、短期間に立て続けにカードの申し込みをすると、審査に通らない可能性が高くなるとよく言われますが、3枚ぐらいまでは大丈夫ではないかと個人的な考えを持っています。
もちろん、申込者の属性が審査の可否に大きく影響しますし、キャッシング枠を多めに希望すると当然審査も厳しくなります。
私も、1枚目に申し込んだ楽天カードでは最低限のキャッシングも申込みましたが、ヤフーカードは念のためにキャッシング無しで申込みました。
ヤフーカードの場合は、公式サイトにも「審査は最短2分」とうたってありますが、私が申し込んだのは夜中の12時過ぎで、実際に「カード審査完了のお知らせ」のメールが届いたのは朝の9時前でした。
楽天カードの場合も、同じく夜中の3時過ぎに申し込み、「カード発行手続完了」のメールが届いたのは朝の11時前です。
ショッピング枠に関しては、楽天カードは自分が考えていたよりもかなり多く、ヤフーカードは自分が考えていたのと全く同じ枠がついていました。
もちろん個人差があるとは思いますが、ヤフーカードの方がショッピング枠に関しては厳し目ではないでしょうか?
ヤフーカードの特典に関しては、CMでも大々的に宣伝していた1万ポイントを本当にもらえるか心配でしたが、割とテンポよく貰えました。
まず最初に、申し込んで直ぐまだ審査結果が出る前に「4,000ポイント」が付与されていました。
よく概要を確認してみたら、「最初に付与されるポイントは、審査の可否にかかわらず、申し込んだ時点でもらえる。」みたいです。
ヤフーカードの場合は、あまり審査に自信がない人でも、申し込めばとりあえずポイントは貰えます。
これだけでも、ヤフーカードを申し込む価値はかなり高いでしょう。
そして、残りの6,000ポイントは、2,000ポイントずつ3回に分けて、カード払いで商品を購入した後にもらえるシステムでした。
このもらえるポイント数や条件は、その時期によってかなり違いがあるので、カード発行をそんなに急いでない方は、大きな入会キャンペーンがある時に申し込んだほうが当然得をします。
このショッピング利用で付与されるポイントは、実際にカード払いが確定してから2~3日後に付与されました。
ヤフーカードのポイント付与は、かなりわかりやすかったように感じます。
楽天カードに関してですが、私が申し込んだ特は入会キャンペーンの特典は最大7,000ポイントになっていました。
ヤフーカードの場合は、申し込んで直ぐに最初のポイントが付与されましたが、楽天カードの場合は申し込んでから5~6日後にもらいました。
しかも、最終的にどれ位もらえるのか分かりづらいというのが難点です。
また、最初の入会特典ポイントも、ポイントを貰うためのエントリーをしないと貰えません
また、追加ポイントも20項目ぐらいあり、全てを貰えるとするとかなりのポイントになりますが、実際にはもう既に利用したことがあり参加さえ出来ない条件もあります。
この追加ポイントも、実際にはどれぐらいもらえるのか、いつ貰えるかはよくわかりません。
公式サイトから情報を探してよく読んでみると、カードの利用開始月の翌月20日に付与されるとのことですが、この記事を書いている時点では追加ポイントは付与されていないので、正直なんとも言えません。
入会キャンペーンの特典付与に関しては、ヤフーカードの方がわかりやすくポイントも直ぐ貰えるので、ヤフーカードに軍配が上がります。
但し、時期によっては楽天カードで貰えるポイントが多いときもあるので、入会キャンペーン次第と言うところでしょうか…
付帯保険について
楽天カードには、海外旅行傷害保険が付いていますが、ヤフーカードには付与されていません。
楽天カードの海外傷害保険は、カードを利用して予約した際に適用される「利用付帯」になります。
利用付帯の場合は、日本出国前に「楽天カード」を利用して飛行機代や海外ツアー料金などを支払わないと、保険が適用されません。
海外に着いてから、予定を変更し他の場所に行くことを決めて、「楽天カード」を利用して電車などのチケットを購入した場合、この旅程で起こった事故などに関しては保険は適用されません。
あくまでも、出国前に決済が完了している「公共交通乗用具」に対して、保険が適用されます。
「楽天カード」の補償内容と保険金額は、下記の通りです。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高額2,000万円 |
傷害治療費用 | 1事故の限度額200万円 |
疾病治療費用 | 1事故の限度額200万円 |
賠償責任 | 1事故の限度額2,000万円(免責なし) |
救援者費用 | 年間限度額200万円 |
携行品損害 | 年間限度額20万円(免責金額3,000円) |
カードの中には、実際にそのカードを利用しなくても旅行傷害保険が適用されるカードもあります。
カードを携帯しているだけで自動的に保険が適用になるので、「自動付帯」といいます。
会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯されている、おすすめのカードは下記になります。
旅行傷害保険については、ヤフーカードにはそもそも保険が付帯していないので、楽天カードの方が有利ということになります。
ですが、ヤフーカードにはショッピングガード保険(カード購入品動産総合保険)が付いています。
ヤフーカードを利用して、保険期間中に購入した商品が購入日(配送等による場合には商品の到着日)より90日以内に、破損・盗難・火災などの偶然の事故により損害を被った場合に、所定の金額が補償されます。
尚、会員1名につき期間中の支払限度額および免責金額(自己負担額)は次の通りになります。
項目 | 内容 |
---|---|
補償対象商品 | 商品価格が10,000円(税込)以上のもの |
支払限度額 | 1,000,000円(※会員1名に対する年間の保険金支払いの限度額) |
免責金額(自己負担額) | 3,000円 |
担保期間 | 購入日より90日間 |
対象となる利用 | 国内または海外でのヤフーカードによるショッピング利用 |
ということで、海外旅行によく行く方は楽天カードが有利で、よく買い物をする方はヤフーカードの方が使い勝手が良いと思われます。
ポイントの使い勝手を比較
では、各ポイントの使い道はどうでしょう?
どのようなお店やサービスを利用できるか、主なサービス・店舗等を比較してみました。
業種 | 楽天スーパーポイント (楽天カード) |
Tポイント (ヤフーカード) |
---|---|---|
コンビニ・百貨店等 | デイリーヤマザキ ポプラ 生活彩家 ピュアークック 大丸 松坂屋 ダイコクドラッグ ツルハドラッグなど |
ファミリーマート 東武ストア マルエツ ウエルシア ジョイフル本田 島忠・ホームズなど |
グルメ・飲食店 | マクドナルド くら寿司 ミスタードーナツ プロント 楽天デリバリー 大戸屋 ペッパーランチなど |
吉野家 ドトール ガスト バーミヤン ジョナサン 大阪王将 ロッテリア 牛角など |
ネットショップ・映像 | 楽天市場 楽天SHOWTIME 楽天ブックス 楽天マート ラクマなど |
TSUTAYA Yahoo!ショッピング Tモール LOHACO ヤフオク カメラのキタムラネットショップ ネットオフなど |
ファッション等 | ライトオン coen コナカ フタタ コメ兵など |
洋服の青山 The Suit Company オニツカタイガー アシックス 眼鏡市場など |
家電 | ビックカメラ ソフマップ ジョーシンなど |
エディオン 日立チェーンストールなど |
トラベル・ホテル等 | 楽天トラベル ビューホテルズ ニューオータニイン札幌 |
Yahoo!トラベル 東急ホテルズ Tトラベル |
ガソリンスタンド・車関連 | コスモ石油 出光サービスステーション 伊藤忠エネクス スカイレンタカー 得タク 楽天車検など |
ENEOS 三井のリパーク オートバックス ニッポンレンタカー メルセデス・ベンツ 得タク 東京無線など |
電力会社 | アストモスエネルギー 楽天エナジー 西部ガスなど |
東京電力 西部ガス Eneosでんきなど |
暮らし・その他 | 楽天銀行 楽天モバイル 日通 アリさんマークの引越社 つるやゴルフ スポーツデポ ホワイト急便など |
ソフトバンク TONEモバイル ヤマト運輸 ミニミニ 賃貸住宅サービス アルペン スポーツデポなど |
マイル交換 | ANAマイル | ANAマイル |
強いて言えば、普段遣いが容易なコンビニに関して、ファミリーマートで利用できるのはTポイントで、楽天スーパーポイントは大手チェーンでの利用ができないため、ヤフーカードの方が若干有利ではないでしょうか?
但し、楽天カードでは貯まった楽天スーパーポイントを楽天Edyに交換することが出来ます。
そうなると、話が違ってきます。
楽天Edyなら、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなど、大手からローカルまでほぼすべてのコンビニで利用できるようになります。
結論として、ポイントを利用する場所に関しては、近所にあるお店やサービスなどが住んでいる場所や自分の行動によって決まってくるので、優越を付けるのは困難です。
還元率・ポイント計算方法について
基本還元率に関しては、楽天カード・ヤフーカードともに1.0%なので、違いはありません。
楽天カードは楽天市場などの楽天グループで、ヤフーカードはYahoo!ショッピングやヤフオクなどのグループサイトで、ポイントが数倍~20数倍程になるポイントアップキャンペーンを頻繁に行っており、グループサイトでのショッピングを優遇しています。
付与ポイントに関しては、優越は付けづらい状況です。
違いがあるとすれば、ポイント付与の計算方法にあります。
楽天カードの場合、利用1回毎ではなく100円(税込)毎にポイントが貯まります。(※送料・ラッピング料は付与対象外)
そして、利用するたびに100円に付き1ポイントではなく、月間利用合計金額に対して100円ごとに1ポイント付与されます。
ヤフーカードの場合も、楽天カード同様に100円(税込)毎にポイントが貯まります。
楽天カードとの違いがあるのは、ポイント加算方法です。
ヤフーカードの場合は、1回の買い物ごとにポイントが加算されます。
これを少しわかりやすく説明します。
例えば、380円、1,260円、2,690円の買い物をしたとします。
そうすると、付与されるポイントは、3ポイント+12ポイント+26ポイント=41ポイントとなります。
同じ金額を、楽天カードでも利用したと仮定します。
楽天カードの場合は、月間合計に対するポイントなので、380円+1,260円+2,690円=4,330円となり、43ポイントになります。
月間合計金額に対しての1.0%は、1回の買い物ごとの1.0%よりも若干得をするので、楽天カードのほうが有利だということになります、
一体どちらがお薦め?2枚持ちでも大丈夫?
これまで、7項目ほど比較してみましたので、簡単にまとめてみました。
項目 | 比較 |
---|---|
年会費等 | 両カードとも年会費・家族カードともに無料 ETCカードのみ楽天カードが無料になるケースがあるので有利? |
デザイン | 楽天カードのデザインが多彩 |
電子マネー | 搭載電子マネーは楽天Edyの楽天カードのみ チャージポイントはヤフーカードのnanacoが有利か? |
付帯保険 | 楽天カードには海外傷害保険が利用付帯 ヤフーカードにはショッピングガード保険が付帯 |
入会特典ポイント | 時期による獲得ポイントに差異があるので比較は難しい ヤフーカードの方が特典のポイント付与はわかりやすい |
ポイントの使い勝手 | 両カードともに提携店が多く使いやすい コンビニに限って言えば、楽天スーパーポイントを楽天Edyに交換したらほぼ全てのコンビニで利用できる楽天カードが有利? |
ポイント計算 | 買い物ごとに計算するヤフーカードよりも、月間合計金額に対して計算する楽天カードのほうが有利 |
楽天カードとヤフーカードの勝負は、互角という結果になりました。
正直、この両カードに関しては優越つけがたいです。
私自身も、両方のカードを比較した時に決められなくて、結局両方とも作りました。
ですので、どちらかを選べないという時には、両方作るのもありだと思います。
両カードともに年会費は無料ですし、ショッピングでカードを利用する機会は多く、ポイントも貯めやすい上に消化もしやすい。
あまり、デメリットは感じられません。
「いや、やはり両方は作れない。どちらか片方を選ばないといけない。」という場合には、普段のご自分の行動を考えてください。
普段よく利用しているネットショッピングは、「Yahoo!ショッピング」なのか?「楽天市場」なのか?
よく行くコンビニは、「ファミリーマート」なのか?「デイリーヤマザキ」なのか?
よく行くファーストフードは、「吉野家」なのか?「マクドナルド」なのか?
等など…
ご自分がよく利用しているお店やサービスでTポイントがよく貯まるのであれば「ヤフーカード」を選ぶべきだし、楽天スーパーポイントがよく貯まるのであれば「楽天カード」を選ぶべきです。
そして、Tポイントも楽天スーパーポイントも取りこぼしをしたくない方は、2枚持ちもお勧めです。