目次
楽天カードとセブンカード・プラスについて
楽天カードは、ご存知楽天市場や楽天トラベルなどを運営している、「楽天グループ」傘下の楽天カード株式会社が発行しているクレジットカードです。
楽天グループとしては、積極投資を行っているサッカーの「ヴィッセル神戸」なども最近は有名です。
2018年1月時点で、カード会員数も1,500万人を突破しています。
その楽天カード全体の取扱高でいうと、楽天市場内での決済比率は20%もなく、80%以上が楽天市場以外での決済に利用されているという実績も驚きでした。
楽天市場での楽天カード利用のために、1年中ポイントをばらまいているという印象があるので、これは意外な結果でした。
「セブンカード・プラス」は、セブン&アイホールディングスが発行するクレジットカードです。
セブン&アイホールディングスとは、セブン-イレブン・ジャパン/イトーヨーカドー/ヨークベニマル/そごう・西武などを傘下に持つ企業グループで流通持株会社です。
「セブンカード・プラス」の大きな特徴と言えば、セブンイレブンやイトーヨーカドー/デニーズなどで使用すると、200円につき3ポイント(還元率1.5%)が付くことです。
また、nanacoへのチャージで200円につき1ポイント付くので、グループ内の店舗が近所にあり頻繁に買い物をしているという方には、お勧めのカードです。
楽天カードとセブンカード・プラスの基本スペックについて
まずは、楽天カードとセブンカード・プラスの基本スペックを比較してみます。
項目 | 楽天カード | セブンカード・プラス |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 初年度:無料 次年度以降:500円(税込) [年間5万円以上使用:次年度以降も無料] |
家族カード | 無料 | 初年度:無料 次年度以降:200円(税込) [年間5万円以上使用:次年度以降も無料] |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 | 高校生を除く18歳以上の方 |
国際ブランド | JCB VISA Mastercard Amex |
JCB VISA |
ETC | 550円(税込) | 発行手数料・年会費は無料 |
基本還元率 | 1.0% | 0.5% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯) :最高2,000万円 |
ショッピングガード保険のみ |
ポイント | 楽天スーパーポイント | nanacoポイント |
電子マネー搭載 | 楽天Edy | nanaco |
電子マネーチャージ付与 | 楽天Edy | nanaco |
審査~発行 | 約1週間 | 約1週間 |
年会費・家族カードやETCカードについて
カードを作る際に最初に気にすることと言えば、年会費ではないでしょうか?
カードの広告に「ポイントが貯まる」「特典がいっぱい」と書いてあっても、中にはクレカを利用するというよりも、いざという時の切り札のために保有するという方もいます。
そんな方にとっては、ポイントがどれだけ貯まろうがあまり関係ないわけです。
一番気になるのは、「毎年必ずかかる年会費がどれだけなのか?」ということになるわけです。
もちろん、「ポイントをガッツリ貯める」という方でも、カードのメリットに見合わないほど年会費が高ければ、カードを申し込むのに及び腰になるはずです。
この2枚のカードのうち、年会費の件で有利なのは、やはり年会費無料の楽天カードということになります。
楽天カードは、家族カードも無料になります。
では、セブンカード・プラスは不利なのかというと、そうでもありません。
まず、申し込んだ初年度は年会費は無料になります。
1年間に5万円カードを利用すれば、次年度のの年会費も無料になるので、そんなにハードルは高くないはずです。
仮に、1年間の利用料金が5万円以下だった場合、年会費は550円(税込)になりますが、そこまで気にするような金額でもありません。
というよりも、1年間で5万円も利用しないのにクレジットカードを作るのは、本人とカード会社の双方にとってもあまり意味がないので、作る必要はないかもしれません。
ETCカードに関しては、発行手数料・年会費無料のセブンカード・プラスの方が有利になります。
楽天カードだと年会費が550円(税込)かかりますが、楽天ポイントクラブの会員ランクが「プラチナ会員」「ダイヤモンド会員」の場合、年会費無料になります。
この会員ランクですが、過去6ヶ月以内の獲得ポイント数・利用回数によって決定され、所定の審査後のカード発行日時点(カード契約日)の会員ランクで判定されます。
ETCカードの年会費を無料にしたい場合、まず会員ランクを「ダイヤモンド会員」以上に到達させてから申し込む事をお薦めします。
また、上位カードの楽天ゴールドカード・プレミアムカード等の場合、ETCカードは無料になります。
電子マネーの件について比較
楽天カードに関しては、申込みの際にカード自体に楽天Edyが付いている「楽天Edy機能付き」カードを選択することが出来ます。
「楽天Edy機能付き」を選択すると、Edyには500円分が入金済になっており、そのままコンビニなどで使用できます。
楽天Edyでの支払い200円(税込)ごとに、楽天スーパーポイントが1ポイント貯まるので、還元率は0.5%ということになります。
税別ではなくて税込み200円ごとなので、地味ですが例えば209円(税込)等の商品でもポイント加算の対象になるので、積み重ねていけばメリットは大きくなります。
セブンカード・プラスの場合、nanacoへのチャージで200円につき1ポイント付くので、還元率は0.5%ということになります。
セブンカードプラスには、「nanaco一体型」と「nanaco紐付型」の2種類のカードがあります。
「nanaco一体型」について
- クレジットカードと電子マネーnanacoを1枚にしたカードなので、クレジットカードとnanacoを別々に持つ必要がありません。
- カードにnanacoが付いてくるので、nanacoの発行手数料は無料です。
- nanacoポイントは、「セブンカード・プラス」搭載のnanacoに貯まります。
毎月貯まったnanacoポイントは、一旦「センター預かり」になるので、セブンイレブンのレジなどで「残高確認」しカード内に移動した後、利用可能になります。 - セブイレブンなどでnanacoで支払う場合は、必ず「nanacoで支払います。」と言わないと、自動的にクレジット払いになります。
但し、「nanaco一体型」は、これまで所有していたnanacoと紐付けは出来ず、モバイルnanacoにも対応していません。
QuickPay機能もないため、QuickPay機能を利用したい方は別途nanacoカードが必要になります。
また、カードの更新時に、nanacoポイントは新しいカードには引き継がれないので、中途半端にポイントが貯まっていた場合はポイントの使い道が限られるというデメリットもあります。
これに対し、もう既にnanacoを所有していてポイントを継続して利用したい方、モバイルnanacoを利用したい方は、「nanaco紐付型」をお薦めします。
因みに、nanacoカードは何枚も所有できますが、nanacoカード1枚に登録できるクレジットカードは1枚のみになります。
クレジットカード1枚に紐づけ出来るnanacoは、カード型nanaco1枚+モバイルnanaco1台の2種類になります。
わかりにくいので、画像にします。
電子マネーに関して言えば、楽天Edyの方が使い勝手が良いです。
というのは、コンビニに関しては、セブンイレブンを含む大手コンビニ全てで利用でき、その他の提携店舗も多いです。
それに対して、nanacoはセブンイレブンとイトーヨーカドーなどのセブン&アイグループでしか利用できません。
ですが、nanacoには、他の電子マネーにはない大きな強みがあります。
それは、セブンイレブンでは、「nanaco」で税金(所得税、住民税、国民年金、国民健康保険、固定資産税、自動車税、不動産取得税など)や公共料金などの支払いができるからです。
(※2019年以降の所得税納付書はQRコードで発行されるみたいですが、セブンイレブンのレジで支払うにはバーコード納付書が必要みたいです。)
nanacoの支払い自体ではポイントは付与されませんが、セブンカード・プラスならnanacoへチャージする際にポイントが付与されるので、金額の大きい税金を払うとポイントを大量に貰うことが出来るからです。
nanacoで公共料金や税金を払ってポイントを貯める記事は、下記に詳しく書いています。
ということで、nanacoへのチャージポイントが付くセブンカード・プラスは、個人的にお薦めのカードですし、その他にも下記のカードがお薦めです。
2020年3月12日よりnanacoへのクレジットチャージ用に登録できるカードは、「セブンカード・プラス」と「セブンカード(新規発行は終了)」のみとなりました。
既に上記以外のクレジットカードを登録している場合は、引き続きチャージが可能ですが、カードの有効期限後に再登録することはできません。
nanacoチャージでポイントが付くカード
- リクルートカード(JCB・VISA・MasterCard)
(年会費無料、還元率1.2%、但しポイントが付くのは全電子マネー合計で月3万円までが上限) - Yahoo! JAPANカード(JCB・VISA・MasterCard)
(年会費は永年無料、還元率1.0%、但しnanacoチャージ分の還元率は0.5%) - Tokyu Card ClubQ JMB Pasmo(MasterCardのみ)
(年会費は初年度無料、2年目以降1,100円[税込]、還元率1.0%)
因みに、楽天Edyへのチャージでポイントが付くお薦めのカードは、下記になります。
楽天Edyチャージでポイントが付くカード
国際ブランドに関して
セブンカード・プラスで選べる国際ブランドは、JCBとVISAの2種類になります。
それに対して、楽天カードは、JCB・VISA・Mastercard・Amexと、4種類の国際ブランドから選べます。
日本国内でよく利用するという方にとっては、JCBがかなり強みを発揮します。
海外旅行に行く方は、VISAとMastercardが断然強みを発揮します。
種類の多さで比べると、楽天カードの方が有利です。
セブンカード・プラスも、国内・海外で強いブランドを両方揃えていますが、選択肢としてもう1種類「MastercardⓇ」が欲しいところです。
カードのデザインに関して
セブンカード・プラスの場合、デザインは通常デザインとディズニー・デザインの2種類になります。
ディズニーファンにとっては、大変魅力あるカードですね。
国際ブランドがJCBとVISAの2種類なので、カードの種類は計4種類ということになります。
それに対して、楽天カードは、通常デザイン・パンダ・楽天イーグルス・FCバルセロナ・ディズニー・Yoshiki・ヴィッセル神戸など、デザインが多彩です。
先日、個人的に楽天カードを作りましたが、好きなサッカーチームである「FCバルセロナ」デザインのカードを作りました。
デザインに関しては、選択肢が多い楽天カードの勝ちということになるのでは?
入会キャンペーンの特典ポイントに関して
楽天カードもセブンカード・プラスも、年間を通して様々な入会キャンペーンを行っています。
クレジットカードを申し込む際に気にするのは、そのカードが持っているスペックはもちろんですが、やはり入会キャンペーンの際に付与される特典は大きな動機になると思います。
そして、入会キャンペーンで貰える特典ポイントが、最も簡単で最も多く貰えるチャンスなので、申し込むタイミングを上手く見極めることが大事です。
例えば、「先月は貰える特典が7,000ポイントだったのに、今月に入ってから5,000ポイントに減ってしまった~」、というようなタイミングはなるべく避けたいからです。
両カードとも、年間を通して大体最大7,000ポイントほどの特典を貰えるみたいです。
一つだけ不満点は…
先日楽天カードを個人的に作りましたが、ポイントを最高どれだけ貰えるのかいつ貰えるのかが、非常にわかりにくいことです。
楽天カードの場合、アクションを起こさないとポイントは貰えません。
事前にエントリーをすることで、該当するポイントが「最高1,000ポイント」というように一つずつ貰えるのです。
エントリーした後に、複数の条件をクリアすることで、貰えるポイントが積み重なっていきます。
時期によって条件やポイント数が変わりますが、例えば下記(2019年1月現在)のような条件になります。
- 楽天カード入会&利用で、5,000ポイント(要エントリー)
- 楽天銀行を新規口座開設&入金で、1,000ポイント
- 楽天市場ではじめての買い物5,000円(税込)以上で、1,000ポイント
- アプリを新規ダウンロード&買い物5,000円(税込)以上で、1,000ポイント
- 楽天トラベルを初めて利用[7,000円(税込)以上]で、1,000ポイント
- 楽天モバイルに初めての申込みで、1,000ポイント
- 楽天ウェブ検索の初めてのインストール&検索で、1,000ポイント
- 楽天競馬初めての馬券購入で、1,000ポイント
- 楽天KOBO初めての電子書籍購入[合計2,000円(税込)]以上で、1,000ポイント
- 楽天TVで初めての購入又はレンタルで、1,000ポイント
- 楽天totoに新規登録&BIG又はtoto購入[合計5,500円(税込)]以上で、1,000ポイント
- 楽天マガジンの初めての年間契約プラン申込みで、1,000ポイント
- 楽天ペイアプリで初めての支払い[合計5,400円(税込)]以上で、1,000ポイント
- 楽天買取で初めての買取成約[合計4,000円(税込)]以上で、1,000ポイント
- 楽天GORAで初めての予約%プレーで、1,000ポイント
他にもありますが、条件が色々難しくなっており、既に楽天市場アプリや楽天ペイアプリをインストールしていた方、過去に楽天トラベルを利用したことがある方など、過去に楽天グループのサービスを利用したことがある方にとっては、若干不利な入会特典になっています。
また、上記にも記載している「エントリーする場所」が、非常にわかりずらい。
そして、いつ付与されるのかも全くわからない。
個人的に楽天カードを申し込んで、直ぐに買い物条件などを達成したにもかかわらず、1ヶ月経ってもまだポイントは付与されていません。
よくある質問を探したら利用月の翌月20日前後のポイント付与となっているので、根気よく待ってみようと思います。
楽天カードに比べると、Yahooカードの場合は、申し込んでから直ぐに一つ目の大きなポイント(3,000~5,000ポイントほど)を貰えます。
この特典は、審査に通らなくても貰えるので、本当に申し込んだら直ぐにポイントが増えています。
利用アクションに対するポイントも、時期によって回数が変化するのですが、大抵2~3回にわけて貰えます。
金額にかかわらず、1回利用するごとに1,000~2,000ポイントずつ貰えます。
仮にYahooショッピングで、300円のお試し商品を購入したとしても、特典ポイントは貰えるのです。
セブンカード・プラスの入会キャンペーンに関しても、Yahooカードに比べると少しわかりにくく面倒くさいです。
時期によって貰えるポイント数などは異なりますが、だいたい下記(2019年1月現在)のような流れになります。
- オンライ入会でもれなく、1,000nanacoポイント
- 入会時に「支払い名人」登録で、1,000nanacoポイント
- 入会時に「キャッシング枠」設定で、1,000nanacoポイント
- nanacoオートチャージ設定で、1,000nanacoポイント
- カード発行月を含む2ヶ月以内にショッピング利用5万円(税込)達成で、1,000nanacoポイント
- カード発行月を含む3ヶ月以内にショッピング利用10万円(税込)達成で、1,000nanacoポイント
- カード発行月を含む4ヶ月以内にショッピング利用20万円(税込)達成で、1,000nanacoポイント
- 支払い口座をセブン銀行設定で、500nanacoポイント
条件全てを達成して初めて最大ポイントを貰える事になります。
中でも、利用金額達成で貰える最後の条件は、金額的に大きい割には入会特典のポイント数が少ないので、少し不満に感じます。
yahooカードみたいに、達成条件が金額問わずに2~3回に分けてポイントを貰えるのなら大満足ですが、利用金額設定があるとやはりハードルは高くなります。
また、これが1,000nanacoポイントではなく1,000マイルとかだったら、1マイル=2円換算で2,000ポイント相当になるので、個人的には満足できるのですが…
楽天カードもセブンカード・プラスも、特典ポイントの付与方法や達成条件のノルマを、もう少し簡素化してもらいたいです。
ということで、楽天カードもセブンカード・プラスも、入会キャンペーン特典に関しては五分五分で、yahooカードに比べると劣るかな?という結果になりました。
付帯保険について
楽天カードには、海外旅行傷害保険が付いていますが、セブンカード・プラスには付与されていません。楽天カードの海外傷害保険は、カードを利用して予約した際に適用される「利用付帯」になります。
利用付帯の場合は、日本出国前に「楽天カード」を利用して飛行機代や海外ツアー料金などを支払わないと、保険が適用されません。
海外に着いてから、予定を変更し他の場所に行くことを決めて、「楽天カード」を利用して電車などのチケットを購入した場合、この旅程で起こった事故などに関しては保険は適用されません。
あくまでも、出国前に決済が完了している「公共交通乗用具」に対して、保険が適用されます。
「楽天カード」の補償内容と保険金額は、下記の通りです。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高額2,000万円 |
傷害治療費用 | 1事故の限度額200万円 |
疾病治療費用 | 1事故の限度額200万円 |
賠償責任 | 1事故の限度額2,000万円(免責なし) |
救援者費用 | 年間限度額200万円 |
携行品損害 | 年間限度額20万円(免責金額3,000円) |
旅行傷害保険については、セブンカード・プラスにはそもそも保険が付帯していないので、楽天カードの方が有利ということになります。
旅行傷害保険は付帯されていませんが、「セブンカード・プラス」にはショッピングガード保険が付いています。
「ショッピングガード保険」は、海外で「セブンカード・プラス」で購入した品物のみに適用され、国内でのショッピングには適用されません。
「セブンカード・プラス」で購入後90日間補償され、補償限度額は年間で最高100万円になります。
自己負担額は1事故につき10,000円と高く、他のクレジットカードの負担額は大体3,000円ほどなので、「セブンカード・プラス」の付帯保険は全般的にあまりお勧めできません。
また、楽天カードは、カードを利用して予約した場合のみに保険が適用される「利用付帯」になりますが、カードの中には実際にそのカードを利用しなくても旅行傷害保険が適用されるカードもあります。
カードを携帯しているだけで自動的に保険が適用になるので、「自動付帯」といいます。
そして、年会費無料のカードで、旅行傷害保険が充実しているお勧めのカードは下記になります。
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
- 国内旅行傷害保険:最高1,000万円(利用付帯)
- ショッピング保険:国内・海外両方とも年間200万円まで付帯(免責 3,000円)
- (リボ払い専用カード)
- 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(自動付帯)
- ショッピング保険:国内・海外両方とも年間100万円まで付帯
- (Visa)
- 海外旅行傷害保険:最高500万円(自動付帯)
ポイントの使い勝手を比較
では、各ポイントの使い道はどうでしょう?
どのようなお店やサービスを利用できるか、主なサービス・店舗等を比較してみました。
業種 | 楽天スーパーポイント (楽天カード) |
nanacoポイント (セブンカード・プラス) |
---|---|---|
コンビニ・百貨店・薬等 | デイリーヤマザキ ポプラ 生活彩家 ピュアークック 大丸 松坂屋 ダイコクドラッグ ツルハドラッグなど |
セブンイレブン 西武・そごう サンドラッグ ツルハグループ スギ薬局 ココカラファイン キリン堂など |
グルメ・飲食店 | マクドナルド くら寿司 ミスタードーナツ プロント 楽天デリバリー 大戸屋 ペッパーランチなど |
デニーズ ファミール 芝のらーめん屋さん かっぱ寿司 小僧寿し coco壱番屋 上島珈琲店 コメダ珈琲店 マクドナルド ミスタードーナツ フォルクス ステーキのどん等 |
ネットショップ・映像 | 楽天市場 楽天SHOWTIME 楽天ブックス 楽天マート ラクマなど |
オムニ7 Joshin webショップ イーアイディ |
ファッション等 | ライトオン coen コナカ フタタ コメ兵など |
西部・そごう アカチャンホンポ しまむら アリオモールなど |
家電 | ビックカメラ ソフマップ ジョーシンなど |
ビックカメラ コジマ 上新電機 ソフマップなど |
トラベル・ホテル等 | 楽天トラベル ビューホテルズ ニューオータニイン札幌 |
ANAクラウンプラザホテル ダイワロイネットホテル ホテルサンルート ホテルリブマックス 第一ホテル スパリゾートハワイアンズ サンリオピューロランドなど |
ガソリンスタンド・車関連 | コスモ石油 出光サービスステーション 伊藤忠エネクス スカイレンタカー 得タク 楽天車検など |
エッソ モービル ゼネラルなど |
電力会社 | アストモスエネルギー 楽天エナジー 西部ガスなど |
公共料金は7-11にてnanaco払いが可能 |
暮らし・その他 | 楽天銀行 楽天モバイル 日通 アリさんマークの引越社 つるやゴルフ スポーツデポ ホワイト急便など |
ヤマト運輸 ラウンドワン Loft カクヤス コイデカメラ ディスクユニオン 小田急ダイナシティ 東京駅一番街など |
マイル交換 | ANAマイル | ANAマイル |
楽天スーパーポイント・nanacoの両ポイントとも、利用できる店舗・チェーン店は多いので、かなり利用価値はあります。
強いて言えば、普段遣いが容易なコンビニに関して、nanacoはセブンイレブンだけですが業界最大のチェーン店なので、ポプラ・生活彩家などの中小のみの楽天スーパーポイントは太刀打ちできません。
但し、楽天カードでは貯まった楽天スーパーポイントを楽天Edyに交換することが出来ます。
そうなると、話が違ってきます。
楽天Edyなら、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなど、大手からローカルまでほぼすべてのコンビニで利用できるようになります。
ということで、普段遣いできるコンビニに関しては、楽天カードの方が有利かもしれません。
ですが、ポイントを利用する場所に関しては、近所にあるお店やサービスなどが住んでいる場所や自分の行動によって決まってくるので、優越を付けるのは困難です。
結論としては、ポイントの使い勝手に関しては互角と言えるのではないでしょうか?
一つだけnanacoが不便なのは、貯まったポイントを残高照会をして使える状態に出来るのが、セブンイレブンやイトーヨーカードーなどのセブン&アイグループの店舗だけに限られている点です。
還元率・ポイント計算方法について
基本還元率に関しては、楽天カードの還元率が1.0%に対して、セブンカード・プラスは0.5%しかありません。楽天カードは楽天市場などの楽天グループで、ポイントが数倍~20数倍程になるポイントアップキャンペーンを頻繁に行っており、グループサイトでのショッピングを優遇しています。
セブンカード・プラスの場合、セブンイレブン・イトーヨーカドー・デニーズ・ヨークマートでの、セブンカード・プラスは払いのポイント還元率は1.5%、セブンネット・Ario・西武百貨店/そごうで買い物をすると、還元率1.0%になります。
ポイントの貯まりやすさから言うと、楽天カードの方が有利かもしれません。
また、楽天カードもセブンカード・プラスも、月間利用合計金額に対してポイントが付与されます。
これは、1回の買い物ごとにポイントが加算されるYahooカードなどよりも、ポイントが無駄なく貯まるので有利になります。
この利点に関しては両カードとも同じなので、優越は付けられません。
単純に基本還元率だけで考えると、楽天カードの方が有利だと言えます。
最終的にどちらがお薦め?
これまで、いくつかの条件を比較してみましたので、簡単にまとめてみました。
項目 | 比較 |
---|---|
基本還元率 | 楽天カード:1.0% セブンカード・プラス:0.5% ◇楽天カードの方が断然有利 |
年会費等 | 楽天カードは年会費・家族カードともに無料 セブンカード・プラスは、両方とも初年度は無料 次年度以降は、本会員:500円(税込)、家族会員:200円(税込) 年間5万円以上使用することで、次年度以降も無料 ◇両方無料の楽天カードが有利 |
デザイン | セブンカード・プラスは通常とディズニーの2種類のみ ◇楽天カードはデザインが多彩 |
電子マネー | 楽天カードは、楽天Edy セブンカード・プラスはnanaco ◇両カードとも電子マネーチャージポイントの還元率は0.5%なので互角 |
付帯保険 | 楽天カードには海外傷害保険が利用付帯 ヤフーカードにはショッピングガード保険が付帯 ◇楽天カードのほうが有利 |
入会特典ポイント | 時期による獲得ポイントに差異があるので比較は難しい ◇両カードとも最大ポイント達成のハードルが高い? |
ポイントの使い勝手 | 両カードともに提携店が多く使いやすい コンビニに限って言えば、楽天スーパーポイントを楽天Edyに交換したらほぼ全てのコンビニで利用できる楽天カードが有利? 但し、個人で税金や公共料金を支払っている方は、nanacoでの支払いが可能なので有利。 ◇ということで、使い勝手に関しては互角 |
ポイント計算 | 両カードとも、月間合計金額に対してポイント換算される。 ◇条件は同じなので互角 |
いくつかの条件を比べてみたら、楽天カードの方が有利という結果になりました。
特に基本還元率は楽天カードはセブンカード・プラスの2倍になります。
ですが、最終的にはご自分の置かれた環境や行動によってカードを選ぶべきです。
例えば、近所にセブンイレブンがあって毎日のようにセブンイレブンで買い物をしているという方は、迷わずセブンカード・プラスを選んだほうが特をすると思います。
もしどちらも選べないということであれば、両方作るのもありだと思います。
セブンカード・プラスに関しては、次年度以降の年会費が550円(税込)かかりますが、そもそもそんなに大きな金額ではないし、年間5万円以上利用というそんなにハードルの高くない条件を達成すれば次年度も年会費無料になります。
仮に「年間5万円の利用はハードルが高い!」というのであれば、そもそもクレジットカードを作る意味はないと思います。
「いや、やはり両方は作れない。どちらか片方を選ばないといけない。」という場合には、普段のご自分の行動を考えてください。
普段よく利用しているコンビニはどこ?
よく行くファミリーレストランはどこ?
どこのドラッグストアによく行く?
などなど…
ご自分がよく利用しているお店やサービスでnanacoポイントがよく貯まるのであれば「セブンカード・プラス」を選ぶべきだし、楽天スーパーポイントがよく貯まるのであれば「楽天カード」を選ぶべきです。