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電子マネーiDとQUICPayをダブル搭載
クレジットカードには、通常「iD」が「QUICPay(クイックペイ)」のうちどちらか一方が搭載されているのですが、「オリコカード ザ・ポイント」にはダブル搭載されています。
「iD」が「QUICPay(クイックペイ)」の利用でも、オリコポイントが加算されます。
但し、Apple Payで使用する場合は、「QUICPay(クイックペイ)」のみになります。
「オリコカード ザ・ポイント」をApple Payに登録して、「QUICPay(クイックペイ)」として利用すれば、ポイント還元率1%も加算されるのでお薦めです。
また、「オリコカード ザ・ポイント」の他に、「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」の両方対応しているカードと言えば、セディナやセゾンカードがあります。
セディナの場合は、Apple Payでは「iD」での対応になります。
セゾンカードの場合、カードそのものには電子マネーは搭載していませんが、おサイフケータイで「iD」に、QUICPayモバイルとApple Payで「QUICPay(クイックペイ)」に対応しています。
「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」とは、簡単に言うと後払い方式(ポストペイ型)の電子マネーの事です。
後払い方式(ポストペイ型)の電子マネーは、利用した金額が月毎に計算され、毎月締め日にクレジットカードに自動請求されるため、カード自体に事前チャージは不要です。
対極の先払い方式(プリペイド型)電子マネーには、Suica・nanaco・楽天Edy・WAON・PASMO・TOICA・ICOCA・KiTaCa・SuGoCaなどがあります。
先払い方式(プリペイド型)電子マネーは、事前にチャージが必要な電子マネーで、カード内にお金がチャージされていないと使用できません。
ですから、後払い方式(ポストペイ型)電子マネーは、支払う前に「カード内に充分なお金が入っているかどうか?」などの心配をせずに買い物ができます。
「iD」とは、株式会社NTTドコモが運営している電子マネーで、ドコモおよびドコモと提携する会社が利用しています。
対する「QUICPay(クイックペイ)」は、JCBが開発した電子マネーです。
両方とも、ソニーが開発したFeliCaを採用した決済(電子決済)サービスであり、基本的には機能も使用法も同じ、単に運営会社が違うというだけです。
どちらかというと、nanacoにも搭載されている「QUICPay(クイックペイ)」の方が、使い勝手がいいかもしれません。
THE POINT UPtyについて
「THE POINT UPty」は、「オリコカード・ザ・ポイント」のリボ専用のカードです。
リボカードは、事前に設定した毎月決まった金額を払えばいいだけなので、確かに支払いは楽になるかもしれません。
しかし、これが大きな落とし穴です。
「毎月1万円の支払いだし、もっと買い物をしても支払金額は増えないから楽だろう。」と買い物を続けていると、後でとんでもないことになります。
借入金額が増えても、最初に設定した金額は変わらないわけではありません。
例えば、残額が10万円だと最低支払額が10,000円、20万円だと最低支払額は12,000円、30万円だと最低支払額は14,000円…
というように、最低支払金額も若干ですが増えていきます。
ところが、支払金額の増加の割合に比べても、実際の毎月の最低支払金額はそんなに増えません。
自分自身で設定金額を増やせば良いのですが、給料のことを考えるとそんなに増やしたくないのも実情です。
では、支払い残高が増えても、毎月の支払金額はそんなに増やしていないとしたら、どうなるのでしょう?
その答えは簡単です。
ただ単に、支払い期間が延びていくだけです。
勿論、支払い合計金額や支払い期間の上限はありますが、支払い回数が上限まで増えていきます。
知らず知らずのうちに回数がどんどん長くなり、ある程度頑張って金額が減らしても、またちょっと安心して買い物をしてしまう。
そうすると、いつまで経っても支払いが終わりません。
一種の蟻地獄のような状況に陥ってしまいます。
カード会社は、様々な特典をつけてあの手この手でリボ払いを勧めてきます。
それはなぜか?勿論、儲かるからです。
支払期間が長くなるということは、その分金利分も多くなり、支払った金額のかなりの割合が実は金利だったということになりかねません。
もし、どうしても大きな買い物が必要だけど、どうしても1回では支払うことが出来ない…という場合には、リボ払いではなくてボーナス一括払い化分割払いにしましょう。
分割払いだと、残りの回数や金額をしっかり把握することが出来るので。
一番良いのは、リボ払いや分割払いに頼らないで、全て翌月1回払いにする事です。
という事で、リボ払いはあまりお勧めしないので、リボ専用カードの「THE POINT UPty」の詳細は省きます。
電子マネーポイント付与とApple Payについて
「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ・ポイント)」には、電子マネー「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」がダブル搭載されていると述べてきましたが、これらは後払い方式(ポストペイ型)の電子マネーになります。
では、先払い方式(プリペイド型)電子マネーは、どうなんでしょうか?
まず、「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ・ポイント)」は「au WALLET」と非常に相性が良いです。
「au WALLET」に「オリコカード・ザ・ポイント」でチャージして「au WALLET」で支払うと、チャージ時に1.0%のオリコポイント、支払い時に0.5%のWALLETポイントが貯まります。
ポイントは、オリコポイントとWALLETポイントに別れますが、合計すると何と還元率1.5%ですよ!
しかも、「オリコカード・ザ・ポイント」の年会費は永年無料なので、非常に価値の高いカードになります。
では、「Suica」「nanaco」などの先払い方式(プリペイド型)電子マネーは、どうなんでしょうか?
「nanaco」に関しては、チャージは可能ですが、残念ながらポイントは付与されません。
「オリコカード・ザ・ポイント」は、「モバイルSuica」へ のチャージも可能で、「100円毎に1ポイント」の還元率1.0%でポイントも付与されます。
現在「Suica」は、東日本だけではなく全国的に対応しているので、後で述べますがiPhoneが「Apple Pay」を開始したことで、Suicaチャージでポイント付与されるクレジットカードは、非常に便利でポイントも貯めやすくなっています。
また、「SMART ICOCA」に関しても、チャージによるポイント付与の対象になっています。
「Apple Pay」に関していうと、「オリコカード・ザ・ポイント」も対応しています。
「オリコカード・ザ・ポイント」には、何度も述べてきたように「iD」と「QUICPay(クイックペイ)」がダブル搭載されていますが、「Apple Pay」に登録すると「QUICPay」として割り当てられます。
現在、Visaカードは「Wallet アプリ」には対応していないので、「オリコカード・ザ・ポイント」のJCBとMasterCardのみが「Wallet アプリ」に登録可能です。
「Wallet アプリ」のSuicaに、「Wallet アプリ」に登録している「オリコカード・ザ・ポイント」から直接チャージすることが可能です。
「オリコカード・ザ・ポイント」のSuicaチャージに関しては、上記にもあるようにポイント付与の対象なので、勿論「Wallet アプリ」内のSuicaチャージでもポイントをもらえます。
Visaブランドに関しては、「Suicaアプリ」内に登録できるので、「オリコカード・ザ・ポイント」のVisaブランドを選択した方は、「Suicaアプリ」に登録した上で、「Wallet アプリ」内のSuicaにチャージが出来ます。
「オリコカード・ザ・ポイント」のメリット・デメリット
これまで、「オリコカード・ザ・ポイント」のメリットを主に述べてきました。
要約すると、下記のようなメリットがあります。
- 還元率は常に1.0%以上で、100円につき1オリコポイント
- 年会費は永年無料
- 家族カードも年会費無料で、最大3枚まで申込可能
- ETCカードも年会費無料
- 入会後6ヵ月間はポイント還元率が2.0%にアップ
- ポイントが貯めやすい
- Suicaへのチャージでポイント付与
- オリコモール経由で還元率が大幅アップ
- オリコポイントの使いみちが多い
- 電子マネーiDとQUICPayをダブル搭載
では、「オリコカード・ザ・ポイント」にはデメリットがないのでしょうか?
カード保持者を100%満足させるクレジットカードを探すのは、かなり困難だと思います。
当然、「オリコカード・ザ・ポイント」にもデメリットはいくつかあります。
私が個人的にデメリットと考える点は、下記になります。
◇ポイントの有効期限が2年ではなく1年と短い
ポイントの有効期限は、2年間というクレジットカードが多い中、「オリコカード・ザ・ポイント」のポイント有効期限は1年間と非常に短いです。
同じく還元率が1.0%の「楽天カード」も有効期限は1年間なので、還元率が高いことが原因とも言えます。
但し、「楽天カード」の場合、最後にポイントを獲得した月を含めた1年間ですが、期間内に1度でもポイントを獲得すれば有効期限は延長されるので、実質の期限は無期限と言えます。
また、還元率は0.5%と「オリコカード・ザ・ポイント」の半分しかありませんが、ポイント期限が無期限のカードの中では、セゾンカードの永久不滅ポイントがよく知られています。
同じく還元率が1.0%のポイント有効期限を調べると、下記のようになります。
- Yahoo! JAPANカード:ポイントが付与されたり使った日から1年間(年1回使えば保有している全Tポイントの有効期限が延びるため、実質無期限)
- 楽天カード:最後にポイントを獲得した月を含めた1年間ですが、期間内に1度でもポイントを獲得すれば有効期限は延長
- P-oneカード:ポイントの有効期限は最大で2年間
- ANAアメックス:最大3年/翌々プログラム年度末日まで
- dカード:獲得月から48か月後の月末
- ビッグカメラSuicaカード:獲得した月の24ヶ月後の月末
やはり、有効期限が1年間と言うのは、還元率が高くてもちょっと短いような気がします…
◇海外旅行傷害保険がない事
自動付帯で付いていなくても、利用付帯でも付いていれば良いのですが、保険自体がありません。
海外旅行や海外出張に出かける機会が多い方は、「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ・ポイント)」以外のカードも準備しておくことをお勧めします。
例えば、年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯の「エポスカード」がお薦めです。
もしドコモ会員なら、年会費無料の「dカード」は海外旅行傷害保険が自動付帯(一部利用付帯あり)になっています。
また、年会費は524円(税込)ですが、海外旅行傷害保険が自動付帯の「ビックカメラSuicaカード」もお薦めです。
因みに、「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」には、海外最高2000万円/国内最高1000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯しています。
尚、紛失・盗難保証はあるので、万一カードの不正使用を被った場合、届け出の60日前にさかのぼり、それ以降に不正使用された利用分についてはオリコの負担になります。
◇nanacoへのチャージでポイントは貯まらない。
個人的にセブンイレブンで毎日買い物をするので、nanacoへのチャージでポイントが貯まれば非常に便利なのですが、残念ながらポイントは付与されません。
nanacoへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードでお勧めなのは、還元率1.2%の「リクルートカード(全ての電子マネー合計で月3万円上限」、還元率0.5%の「Yahoo! JAPANカード」があります。
「オリコカード・ザ・ポイント」をお勧めの方
ここまで、「オリコカード・ザ・ポイント」の特徴やメリット・デメリットを述べてきましたが、特に下記にあてはまる方はお勧めです。
- ポイントを効率よく貯めたい方
- 入会後6ヶ月間に、大きな買い物を考えている方
(ポイント還元率が2.0%にアップするため) - 電車やコンビニなど、Suicaを普段使いしている方、Apple PayでSuicaをよく利用する方
- iDやQUICPayをよく利用する方、特にApple Payを利用して、頻繁にQUICPayで支払いをする方