アメックスのリワードポイントについて
アメックスの「リワードポイント」の有効期限は通常3年間ですが、一度でもアイテムと交換すると期限が無期限になります。また、有料プログラムの「メンバーシップリワードプラス」に登録すれば、ポイント交換レートがアップし有効期限が無期限になります。
アメックスビジネスカードの「リワードポイント」も、通常のアメックスカード同様に「メンバーシップリワードプラス」に登録すると、ポイントの有効期限が無期限になります。
「メンバーシップリワードプラス」は有料プログラムのため、登録するためには年3,300円(税込)の会員費がかかります。
貯まった「リワードポイント」は、「メンバーシップリワードプラス」未登録のまま、ANAマイルへ移行することも可能です。
しかし、交換率が下記のようになっており、未登録のまま移行すると損をするのは明らかです。
登録済の場合 | 未登録の場合 |
---|---|
1,000ポイント=1,000マイル 最小1,000ポイントから利用可能 |
2,000ポイント=1,000マイル 最小2,000ポイントから利用可能 |
上記の通り、「メンバーシップリワードプラス」に未登録のままANAマイルへ交換すると、半分のマイルしかもらえません。
ですから、有利な条件でポイントを交換するには、まず年会費3,300円(税込)を払って「メンバーシップリワードプラス」に登録する必要があります。
上記では、ANAマイルでの交換レートを記載していますが、その他の提携航空パートナーのマイルに移行することも可能です。
移行可能な主要航空会社とプログラム名は、下記の通りです。
航空会社名 | マイレージプログラム名 |
---|---|
ブリティッシュ・エアウェイズ | エグゼクティブクラブ |
デルタ航空 | スカイマイル |
シンガポール航空 | クリスフライヤー |
ヴァージンアトランティック | フライングクラブ |
エールフランス | フライング・ブルー |
タイ国際航空 | ロイヤルオーキッドプラス |
キャセイパシフィック航空 | アジア・マイル |
チャイナエアライン | ダイナスティ・フライヤー・プログラム |
エティハド航空 | エティハドゲスト |
エミレーツ航空 | エミレーツスカイワーズ |
カタール航空 | プリビレッジクラブ |
KLM | フライイング・ブルー |
アリタリア | クラブミッレミリア |
スカンジナビア航空 | SASユーロボーナス |
フィンランド航空 | フィンエアープラス |
そして、上記の航空会社のマイレージプログラム交換レートは下記の通りになります。
登録済の場合 | 未登録の場合 |
---|---|
1,250ポイント=1,000マイル 最小1,250ポイントから利用可能 |
2,000ポイント=1,000マイル 最小2,000ポイントから利用可能 |
メンバーシップ・リワード・プラスに未登録の場合、ANAを含めた全ての航空会社の交換比率は同じになりますが、登録するとANAマイルへの交換が一番得をします。
というわけで、マイルへ交換する場合、メンバーシップ・リワード・プラスに登録しANAマイルへ移行するのが、一番得をすることになります。
ですが、ここで問題になるのが、ANAマイルへ移行するためにはメンバーシップ・リワード ANAコースへの登録が必要で、年5,500円(税込)の会費も必要となる点です。
その他の提携航空会社のマイルへ交換する場合は、別途航空会社のマイレージプログラムへの参加登録は必要ですが、会費等の追加料金はかかりません。
つまり、交換レートはANAマイルが一番得しますが、コスト的にはANAマイルへの交換は不利ということになります。
余分なコストをかけないマイル移行を考えた場合、ブリティッシュエアウェイズのマイル移行をお薦めします。
アメックスの担当者も同じ意見でした。
理由としては、下記の理由が挙げられます
- 特典航空券が取りやすい
- ヨーロッパ方面(特にロンドン行き)の必要マイルが他社よりも少ない
- JAL国内線の特典航空券にも交換できる
但し、ANAが好きでよく利用している方や、スーパーフライヤーズカード(SFC)の取得を目指している方は、迷わずANAマイルへの移行をお薦めします!
因みに、上記のメンバーシップリワードプラス登録「年3.300円(税込)」と、メンバーシップリワードANAコースへの登録「年5,400円(税込)」のコストの件を書きましたが、毎年払う必要はありません。
ANAマイルや他の特典へ交換する時にかかるコストであるため、必要のない時は登録を解約することで、コストを抑えることが出来ます。
つまり、通常のリワードポイントの有効期限は3年間なので、3年毎に支払えばいいということになります。
アメックスからANAマイルへの移行には、年間80,000マイルの上限があります。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録すれば「1,000ポイント=1,000マイル」の交換レートになるので、1年間で80,000ポイントを上限にANAマイルへ交換できることになります。
しかし、アメックスの還元率は1%なので、普通に買い物をしていても、1年間に80,000ポイント貯めるためには単純に800万円決済しないと貯められません。
入会ボーナスポイントを利用すれば可能ですが、通常の決済だけではかなり難しく、年収1,000万円の高収入をもってしても30,000~40,000ポイントを貯めるのが限界なのではないでしょうか?
2018年12月31日までは上記の通り上限8万マイルですが、残念ながら2019年1月1日よりANAマイルへの移行上限は半分の4万マイルまで半減されることになります。
このように、2019年1月1日からはANAマイルへの移行上限が4万マイルになるので、単純計算すると400万円の決済で上限分を貯められる計算になります。
この金額でも、一般のサラリーマンが利用する場合、かなりハードルが高いのではないでしょうか?
大量のポイントを効率良く貯めるには、やはりカードに入会する際に貰えるボーナスポイント制度を積極的に利用すべきです。
私自身も、大量に貯めたポイントは、2枚のカードの入会ボーナスポイントを利用して貯めました。
逆に言えば、入会時に貰えるボーナスポイントのチャンスを逃したら、大量にポイントを貯めることはかなり難しくなります。
ですから、新規のクレジットカードを作る最適な時期は、これから1~2ヶ月の間に大きな出費を予定している時期ということになります。
それ以外に、短期間に大量にポイント貯めるとしたら、Gポイントなどの「ポイントプログラム」を利用するしかありません。
話が少しずれましたが、メンバーシップリワードプラス登録料と、メンバーシップリワードANAコースへ登録料は毎年払うのではなく、有効期限の3年を限度に3年毎に払うのが現実的だと言えます。
リワードポイントからANAマイルへの移行手順
個人的に、「SFC]を目指すことを考えているため、アメックスビジネスカードで貯まったリワードポイントをANAマイルへ交換してみました。
まず、アメックスの管理画面「ポイント・プログラム」から「ポイント移行」を選択します。
次に、「ポイント移行」から「カテゴリー以外で検索する」をクリック
Anaマイレージクラブの「必ずご確認ください」をクリックします。
「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録する前なので、コチラでは「2,000ポイント=1,000マイル」となっていますが、気にせず下まで確認し「ポイントを移行する」をクリックします。
また、コチラの画面では移行登録完了までの所要日数は「5営業日」と表示されています。
Anaマイレージクラブの詳細が表示されます。
下記がポップアップで現れるので、「提携先会員番号(ANAマイレージ番号)を登録する」をクリックします。
コチラで、「メンバーシップ・リワード・プラス」登録の前画面が出て来ますので、「登録はこちら」をクリックします。
「メンバーシップ・リワード・プラス」の登録画面が出てきます。
上部の「メンバーシップ・リワード参照番号」は、自動的に番号が振られています。
下部で、ANAプログラムの選択とANAマイレージ番号&氏名を記入します。
次に「ポイントの移行手続き」画面が出てきます。、
今回私が行ったように、「メンバーシップ・リワード・プラス」と同時にポイントも移行する場合、「移行するポイント数」を空欄に記入します。
もし、「メンバーシップ・リワード・プラス」のみ登録を行い、ポイントを後で移行する場合は、ポイント数は記入せずに空欄のままにしておきます。
下部の項目にチェックを入れて、「登録する」ボタンをクリックします。
これで、「メンバーシップ・リワード・プラス」の登録と「ポイント移行」の手続きが終了します。
この登録を行ったのは、5月13日(日)の夜中でした。
途中の説明では「5営業日」と書かれていたので、早くとも5月19日(土)もしくは週明けの21日(月)と考えていました。
最終的に、アメックスの管理画面からポイントが引かれたのは中1日の15日(火)で、ANAの管理画面にマイルがプラスされたのは16日(水)と、中2日で登録手続きの全てが完了しました。