目次
セディナカードについて
「セディナカード」の歴史は古く、1950年に「株式会社丸興」として設立した後、ダイエーと業務提携、ダイエー傘下で株式会社ダイエーファイナンスに変わり、その後株式会社オーエムシーカードに商号変更、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)傘下会社になり、同傘下会社の株式会社セントラルファイナンス(CF)・株式会社クオークと合併、2009年4月1日に株式会社セディナとして生まれ変わり、2016年にはさくらカードも合併しています。
簡単にまとめると、セディナカードの発行企業であるセディナは、オーエムシーカード(OMC)/セントラルファイナンス(CF)/クオークの3社が合併して出来た会社です。
ということで、「OMC(OMCカードとセディナカード)」と「CF(CFカードとクオークカード)」のマークのあるカードが併存しています。
以前は、会員専用インターネットサービスも、カードの種類によって「OMC Plus」「CFWebiew」の2種類に分かれていましたが、2019年3月より「セディナビ」という名称に統一されています。
現在は、三井住友フィナンシャルグループ傘下のクレジットカード事業の中間持株会社である、「株式会社SMFGカード&クレジット」の連結子会社となっています。
オーエムシーカード時代には、「ファルコンTM」という名称の不正利用検知システムを国内のカード業界で初めて導入ししており、いわゆる人工知能(AI)を応用した技術にいち早く注目したカード会社です。
上記にある株式会社セントラルファイナンス(CF)は、元々三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)だったのですが離脱し、三井住友フィナンシャルグループ入りしています。
過去の大手銀行の合併などもそうですが、昨日の敵は今日の友、逆も然りで、金融業界はまるで戦国時代のような様相を呈していますね…
「セディナカード」は、「セゾンカード」や「ニコス」などに比べると知名度自体は低いですが、銀行引き落としをチェックするとセディナの名前を見かけることがあります。
例えば、JCOM(セディナ)とか、au(セディナ)とか、ソフトバンク(セディナ)とか…
このように、大手の会社の集金代行サービスなども幅広く手がけており、2016年度末の時点で株式会社セディナが発行するカード会員数は1,665万人、最近すごい勢いで会員数が伸びている楽天カードは2017年4月時点で1,400万人なので、楽天カードよりも多いのには少し驚きました。
三井住友フィナンシャルグループには、セディナの他にも三井住友カード株式会社があり、会員数は2016年3月末時点で2,424万人となっており、若干時期がずれていますが両社合わせると4,000万人を超えています。
※本サイトの表記内容は2018年11月現在の内容になります。
正しい詳細に関しては株式会社セディナの公式ページをご確認ください。
セディナカードの種類と年会費について
セディナカードには、一般カードを含めて10種類、提携カードやローンカードを含めると100種類ほどのカードを展開しています。
セディナカード10種類のそれぞれの年会費は、下記になります。
カード名 | 年会費 | 国際ブランド |
---|---|---|
セディナカード | 無料 | Visa、mastercard、JCB |
セディナカードJiyu!da! | 無料 | Visa、mastercard、JCB |
セディナカードJiyu!da! ハローキティ | 無料 | Visa、mastercard、JCB |
セディナカードファースト | 1,100円(税込)、初年度年会費無料、(次年度以降ショッピング年1回以上ご利用で無料) | Visa、mastercard、JCB |
セディナカードファースト ハローキティ | 1,100円(税込)、初年度年会費無料、(次年度以降ショッピング年1回以上ご利用で無料) | Visa、mastercard、JCB |
セディナカードクラシック | 1,100円(税込) | Visa、mastercard、JCB |
セディナカードクラシック ハローキティ | 1,100円(税込) | Visa、mastercard、JCB |
セディナカードゴールド | 2,095円(税込) | Visa、mastercard、JCB |
セディナゴールドカード | 6,600円(税込) Webからの入会で、初年度年会費無料 |
Visa、mastercard、JCB |
セディナゴールドカード ハローキティ | 6,600円(税込) Webからの入会で、初年度年会費無料 |
Visa、mastercard、JCB |
クラシックとゴールドに関しては年会費がかかります。
カードファーストに関しても年会費はかかりますが、年1回利用で次年度の年会費も無料になるので、ほとんど無料ということになります。
もし、年1回も利用しないのに年会費がかかるクレジットカードを所有していた場合、年会費のムダになるので永年無料のカードに切り替えたほうが良いと思います。
セディナカードの種類ごとの特徴について
カードは10種類もありますが、それぞれの特徴はどうなんでしょうか?
カード種類ごとの特徴は、下記の通りです。
カード名 | 特徴 |
---|---|
セディナカード | 一般カード 入会後3ヵ月間はポイント3倍 全国のセブン‐イレブンでポイントが3倍! |
セディナカードJiyu!da! | リボ払い専用カード 海外ショッピングのご利用でわくわくポイント3倍 一括払いと同じ設定に変更も可能 |
セディナカードJiyu!da! ハローキティ | リボ払い専用カード ハローキティデザイン 海外ショッピングのご利用でわくわくポイント3倍 一括払いと同じ設定に変更も可能 |
セディナカードファースト | 18歳~25歳限定カード 初年度無料&カードショッピング1回以上ご利用で次年度の年会費無料 全国のセブン‐イレブンでポイントが3倍! |
セディナカードファースト ハローキティ | 18歳~25歳限定カード ハローキティデザイン 初年度無料&カードショッピング1回以上ご利用で次年度の年会費無料 全国のセブン‐イレブンでポイントが3倍! |
セディナカードクラシック | 一般カード 全国のダイエー、イオンで毎日ポイント3倍 全国のセブン‐イレブンで毎日ポイントが3倍! |
セディナカードクラシック ハローキティ | 一般カード ハローキティデザイン 全国のダイエー、イオンで毎日ポイント3倍 全国のセブン‐イレブンで毎日ポイントが3倍! |
セディナカードゴールド | ヤングエグゼクティブのためのゴールドカード 本人[1,905円(税抜)]&家族カード[477円(税抜)]共に、年会費は定額 加入後、3カ月間はポイント3.0倍 誕生月は、ポイント2.0倍 ETCご利用で、ポイント1.5倍 |
セディナゴールドカード | ゴールドカード 空港ラウンジサービス有り 充実の保険サービス クリスマスにプレゼント有り |
セディナゴールドカード ハローキティ | ゴールドカード ハローキティデザイン 空港ラウンジサービス有り 充実の保険サービス クリスマスにプレゼント有り |
クラシックカード・リボ専用カード・18歳~25歳限定カード・ゴールドカードの4種類に、ハローキティデザインのカードがあります。
個人的な考えですが、ゴールドカードにはハローキティデザインは必要ないような気がしますが…
家族カード&ECTカードについて
セディナカード各カードについて、家族カード&ECTカードの年会費・新規発行手数料は、下記の通りになります。
カード名 | 家族カード | ETCカード |
---|---|---|
セディナカード | 年会費無料 | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナカードJiyu!da! | 年会費無料 | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナカードJiyu!da! ハローキティ | 年会費無料 | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナカードファースト | 年会費無料:330円(税込) | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナカードファースト ハローキティ | 年会費無料:330円(税込) | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナカードクラシック | 年会費無料:330円(税込) | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナカードクラシック ハローキティ | 年会費無料:330円(税込) | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナカードゴールド | 年会費無料:524円(税込) | 年会費無料・新規発行手数料:1,100円(税込) |
セディナゴールドカード | 年会費無料:1,100円(税込) | 年会費・新規発行手数料無料 |
セディナゴールドカード ハローキティ | 年会費無料:1,100円(税込) | 年会費・新規発行手数料無料 |
普通カードの家族カード年会費は無料になりますが、残念なことにゴールドカードを除きETCカードの新規発行手数料に1,100円(税込)がかかります。
ETCカードは使いたいが年会費や新規発行手数料がかかるのは嫌だと言う方は、カードの年会費が無料でETCカードのコストもかからないカードを、別に所有するのも一つの方法です。
例えば、年会費・ETCカード年会費・新規発行手数料ともに無料になるカードなら、下記のカードをお勧めします。
セディナカードの申込資格について
セディナカードの種類ごとの申込資格は、下記の通りです。
カード名 | 特徴 |
---|---|
セディナカード | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナカードJiyu!da! | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナカードJiyu!da! ハローキティ | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナカードファースト | 高校生を除く18歳以上25歳までで電話連絡が可能な方 ※26歳になった後の最初のカード更新時より、セディナカードクラシックに切替わります。 |
セディナカードファースト ハローキティ | 高校生を除く18歳以上25歳までで電話連絡が可能な方 ※26歳になった後の最初のカード更新時より、セディナカードクラシックに切替わります。 |
セディナカードクラシック | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナカードクラシック ハローキティ | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナカードゴールド | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナゴールドカード | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナゴールドカード ハローキティ | 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方 |
セディナカードの還元率について
セディナカードは、200円(税込)利用につき「わくわくポイント」が1ポイント貯まります。
カード利用200円毎に1ポイント(わくわくポイント)貯まるので、還元率は0.5%になります。 換算率は、1ポイント=1円相当になります。正直に言うと、還元率はそんなに高くありません。
200円は税別ではなく税込みになるので、8%分上乗せされた金額のポイント換算になり、金額が大きくなる程お得感が増すことになります。
例えば、月のカード使用合計金額が税抜き20,000円だったとします。
税込みにすると、21,600円になるので、税抜きだったら100ポイントが、税込みだと108ポイントになります。
計算してみると、結構お得になります。
また月間利用200円ごとにポイントが付与されるため、利用単位ごとにポイント付与されるカードに比べると、かなりお得になります。
「わくわくポイント」は、月間利用合計金額に対して、200円(税込)ごとに1ポイント付与されます。
カードによっては、例えば「エポスカード」のように、利用単位ごとにポイント精算する場合もあります。
利用単位ごとに精算する場合、例えば1ヶ月間に6回190円(税込)の買い物をしたケースだと、「セディナカード」の場合は190円×6=1,140円になるので5ポイントもらえます。
しかし、利用単位ごとの場合は、毎回200円(税込)以下なので1ポイントも貯まりません。
100円や200円の少額利用など、カード払いだと面倒くさいのでやらないでしょ?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最近はコンビニなどで「iD」「QUICPAY」を利用してカード払いをする方が多くなっています。
「ApplePay」を利用できるようになってから、特に増えています。
「セディナカード」の場合は、「ApplePay」では「iD」が割り当てられるので、少額の支払いでも簡単に利用できます。
そこで、朝食におにぎり1個を購入する場合でも、「セディナカード」の場合は月間利用額200円(税込)ごとにポイントが付くので、ポイントを切り捨てられるのは最小限で済みます。
「ApplePay」を利用するには最適なカードだということになります。
また、ポイントの有効期限は2年間になります。
例として挙げると、2017年4月に獲得したポイントの有効期限は2019年4月末となります。
ポイントは、1回払い・分割払い・リボ払いにかかわらず、利用月の翌月に全額分ポイントが加算されます。
例えば、2017年4月に15,000円(税込)の商品を3回払いで分割払いした場合、ポイントは2017年5月に15,000円(税込)に対する75ポイント分全てが加算されることになります。
メリットは、分割やリボ払いでも少しずつポイントが加算されるわけではなく、まとめて一括で貰える。
デメリットは、分割やリボ払いの利息分にはポイントは付かない。
ということになります。
これは致し方ありませんね…
トクトク!ステージについて
上記に、「セディナカード」の還元率は0.5%と書きましたが、利用金額によってはポイントが加算されるという制度もあります。
毎年1月~12月の1年間に利用した金額によって、次の年のポイント倍率が上がります。
年間(1月~12月)の請求金額 | 一般カード セディナカードゴールド |
還元率 | プラチナカード ゴールドカード |
還元率 |
---|---|---|---|---|
50万円未満 | 1.0倍 | 0.5% | 1.0倍 | 0.5% |
50万円以上100万円未満 | 1.1倍 | 0.55% | 1.2倍 | 0.6% |
100万円以上200万円未満 | 1.15倍 | 0.575% | 1.3倍 | 0.65% |
200万円以上 | 1.3倍 | 0.65% | 1.6倍 | 0.8% |
また、小数点以下のポイントは切り上げになります。
例えば、1.2倍のステージの場合;
1月の請求金額が1,200円だとすると、6ポイント×1.2倍=7.2ポイントになります。
ですが、小数点以下のポイントは切り上げるため、合計8ポイント加算されることになります。
ポイント倍率のステージが上がった場合、1年間を通して倍率アップになるので、毎月の固定費はなるべくカードで支払うほうが特になるということです。
ご自分の生活を振り返ってみて下さい。
毎月、必ず支払うべきお金がどれぐらいあるのか?
携帯料金・インターネット料金・電気料金・ガス料金・水道料金・駐車料金など、毎月支払うべき料金は数多くあります。
個人事業主の方などは、国民保険・国民年金・税金なども給料天引きではなくご自分で支払っているはずです。
これらの料金を、全てクレジット払いにすれば良いのです。
最近では、家賃をクレジットカードで支払えるマンションやアパートも増えています。
個人の大家さんの口座へ支払うような場合は難しいかもしれませんが、大手の不動産会社や仲介業者が家賃を管理しているマンション等では、家賃のクレジットカード払いを認めているところがあります。
家賃を銀行引き落としで払うか、又はクレジットカードで払うかで比べたら、断然クレジットカードで払う方がメリットが大きいです。
クレジットカードで支払うのは不安…という方もいまだに多いですが、引き落としされようがクレカで払おうが、毎月払う必要があるお金なので同じことなんですよね…
しかも、クレジットカードの1回払いは利息を取られないわけですから、引き落とされる金額も全く変わらないので、家賃のクレカ払いのデメリットは全く無いと個人的には思います。